せかい‐せいしん【世界精神】
1 世界全体を支配・統制する理性原理。世界霊魂。 2 ヘーゲルの歴史哲学で、世界史の内に働く超越的な精神。
せっ‐せい【節制】
[名](スル) 1 度を越さないよう控えめにすること。ほどよくすること。「喫煙を—する」 2 規律正しく統制のとれていること。「四民に募り—の兵を編せんとす」〈新聞雑誌二〉 3 欲望を理性の力に...
センチメンタリズム【sentimentalism】
1 いたずらに感傷におぼれる心理的傾向・態度。 2 18世紀後半のヨーロッパにおける文芸上の傾向。理性や意志よりも感情を重視して、詠嘆や悲嘆を強く表現したもの。感傷主義。
ぜん‐きんだいてき【前近代的】
[形動]やり方などが一時代前のもので、合理性に欠けるさま。「—な経営」
そう‐こく【相克/相剋】
[名](スル) 1 対立・矛盾する二つのものが互いに相手に勝とうと争うこと。「理性と感情が—する」 2 五行(ごぎょう)説で、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木にそれぞれ剋(か)つと...
ぞうたんしゅう【雑談集】
鎌倉時代の仏教説話集。10巻。無住一円著。嘉元3年(1305)成立。「沙石集」より滑稽譚が多いが、教理性が強い。 俳文集。2巻。宝井其角編。元禄4年(1691)成立、翌年刊。上巻は俳論などの...
たいげん‐の‐ほう【大元帥の法】
正月8日から14日までの7日間、宮中の治部省(後世は醍醐理性院)で、国家鎮護のために大元帥明王を本尊として行った修法。敵国降伏を祈願して臨時に行うこともあった。
たいしゅう‐しゃかい【大衆社会】
政治・経済・社会・文化のあらゆる領域で、大衆が重要な役割を果たす社会。特徴は、技術的合理性、役割の専門化、人間関係の非人格化、人口の集中化、またその反面の、孤独、個性喪失などである。
たいぞう‐かい【胎蔵界】
1 密教で説く二つの世界の一。金剛界に対して、大日如来の理性の面をいう。仏の菩提(ぼだい)心が一切を包み育成することを、母胎にたとえたもの。蓮華(れんげ)によって表象する。 2 「胎蔵界曼荼羅(...
た‐りつ【他律】
1 自らの意志によらず、他からの命令、強制によって行動すること。⇔自律。 2 他の領域に支配されること。 3 《(ドイツ)Heteronomie》カントの道徳哲学で、意志が理性の先天的な法則に従...