ままこ‐の‐しりぬぐい【継子の尻拭】
タデ科の一年草。野原に生える。茎はつる状に伸び、逆向きのとげで他に巻きつく。葉はほぼ三角形で、柄の基部に托葉がある。夏、小枝の先に、淡紅色の小花が集まってつく。
まむし‐ぐさ【蝮草】
サトイモ科の多年草。山地の樹下に生える。地下の球茎から、鳥の足状の複葉が2枚出る。雌雄異株。晩春、紫色か緑紫色の仏炎苞(ぶつえんほう)をもつ花穂をつける。へびのだいはち。《季 春》
まるば‐はぎ【丸葉萩】
マメ科の落葉低木。日当たりのよい山野に生える。葉は楕円形の3枚の小葉からなる複葉。8〜10月、紅紫色の蝶形の花を開く。萼(がく)は深く裂けていて、先が鋭くとがる。
まんねん‐たけ【万年茸】
タマチョレイタケ科のキノコ。広葉樹の根元に生える。全体に漆(うるし)を塗ったようなつやがあり、堅い。傘は腎臓形で黒褐色か赤褐色。茎は長く、傘と直角につく。縁起物として床飾りにする。桂芝(けいし)...
み‐こも【水菰/水薦】
水中に生えるマコモ。「時しもあれ水の—をかりあげてほさでくたしつ五月雨の空」〈千載・夏〉
みず‐おおばこ【水大葉子】
トチカガミ科の一年草。川・水田などの水中に生える。葉はオオバコに似て、紫褐色。8〜10月、花茎を水面に伸ばし、淡紅色を帯びた白色の3弁花を開く。《季 夏》
みず‐くさ【水草】
水中や水面に生える草。すいそう。みくさ。
みず‐たで【水蓼】
[名]カワタデのこと。ヤナギタデの変種で、水中に生える。 [枕]穂状に花が咲くところから「穂」または地名の「穂積」にかかる。「みてぐらを奈良より出でて—穂積に至り」〈万・三二三〇〉
みずは‐ぐ・む【瑞歯含む】
[動マ四]《瑞歯2が生える意からか》非常に年をとる。みずはさす。「むばたまのわが黒髪はしらかはの—・むまでなりにけるかな」〈大和・一二六〉
みっ‐せい【密生】
[名](スル)草木などがすきまなく生えること。「熱帯植物が—している」