いしこ‐らし・い
[形]《近世上方語》不遜に見えるさま。えらそうにしている。生意気だ。「—・う、江戸子ぢゃなんたらかたら云うても」〈滑・浮世風呂・二〉
かん‐こう【寛宏】
[名・形動]心が広いこと。寛大。「この生意気な娘に対しても、等しく—な無頓着な態度を」〈谷崎・神童〉
き・く【利く/効く】
[動カ五(四)] 1 効果や働きなどが現れる。期待どおりのよい結果が実現する。効き目がある。「てきめんに—・く薬」「宣伝が—・いて大評判だ」「腹部へのパンチが—・く」 2 本来の機能を十分に発揮...
くち‐はばった・い【口幅ったい】
[形]言うことが身の程を知らず、生意気である。「—・いことを言うようですが」
口(くち)を利(き)・く
1 ものを言う。話をする。「生意気な—・く」 2 仲を取り持つ。「なんとか先方に—・いてもらいたい」 3 口が達者である。「坂東武者は馬の上でこそ口はきき候ふとも」〈平家・一一〉 4 幅を利かす...
こ‐いき【小意気/小粋】
[名・形動] 1 どことなく粋なこと。洗練されていること。また、そのさま。「—な身なり」 2 (「小意気過ぎる」の形で)こましゃくれているさま。小生意気(こなまいき)。「—過ぎたる小坊主め」〈浄...
こ‐ざかし・い【小賢しい】
[形][文]こざか・し[シク] 1 利口ぶっていて差し出がましい。生意気である。「—・い口をきくな」 2 何かにつけて要領よく振る舞っている。悪賢くて抜け目がない。「—・く立ち回る」 [派生]こ...
小癪(こしゃく)に障(さわ)・る
生意気で腹が立つ。「—・るやつ」
こしゃく‐もの【小癪者】
小生意気な者。「ええ、—。軽い科(とが)を成敗とは」〈浄・丹波与作〉
こ‐せがれ【小倅】
1 年の若い男子をののしっていう語。「生意気な—」 2 自分の息子をへりくだっていう語。