べにこうじ‐きん【紅麹菌】
麹黴(かび)の一種。デンプン質を発酵させ紅麹を作り出す。コレステロールを低下させる物質を生成する種がある一方、黴毒を生じる種もある。
ベロウソフジャボチンスキー‐はんのう【ベロウソフジャボチンスキー反応】
セリウムイオンを触媒とし、臭素酸によりマロン酸を酸化する化学反応。系内の反応生成物の濃度が時間的、空間的に変化し、溶液の色が同心円状のパターンをもって青と赤の間で周期的に変化する様子が見られる。...
ベータ‐さんか【β酸化】
脂肪酸を酸化してアセチルCoAを生成する細胞内の代謝経路。アセチルCoAはクエン酸回路に組み込まれ、細胞のエネルギー源となるATPが産生される。βは、脂肪酸のβ位(末端のカルボキシル基から2番目...
ほうかい‐ずしき【崩壊図式】
放射性崩壊の推移を図式化したもの。放射性元素の原子核が崩壊する際に放出する放射線の種類とエネルギー、崩壊後に生成される核種およびその確率などを横線と矢印で表している。壊変図式。
ほうかい‐ねつ【崩壊熱】
放射性物質が崩壊する過程で発生する熱。原子炉では、運転停止後も核分裂生成物の崩壊が続くため、一定の期間、崩壊熱の除去が必要となる。→放射性崩壊
ほうしゃ‐かがく【放射化学】
放射性元素や放射性核種の定量・分布・生成や分離・精製などを研究する化学の一分野。
ほうしゃせい‐はいきぶつ【放射性廃棄物】
原子力施設や使用済み核燃料の再処理工場などで発生する、放射性物質を含む廃棄物。核分裂生成物のほか、放射能に汚染された衣類・器具・水や、閉鎖施設そのものも含まれる。核廃棄物。→高レベル放射性廃棄物...
ほうしゃせん‐ぶんかい【放射線分解】
放射線の影響により物質中の分子が分解すること。γ(ガンマ)線の照射によって水が水素や過酸化水素を生成するなど。ラジオリシス。
ほうしゃ‐へいこう【放射平衡】
1 ある物体において、放射によるエネルギーの流出と流入とが釣り合っている状態。輻射平衡。 2 放射性元素の崩壊の系列で、新しく生じる核種の生成速度と消滅速度とが釣り合っていること。放射能平衡。
ほかん‐だいたい‐いりょう【補完代替医療】
西洋医学に基づいた通常の医療に代わるもの、または補うものとして行われる施術や療法。補完医療と代替医療の総称。科学的な検証や臨床試験による有用性の確認がなされていない医術・健康管理法・生成物質など...