く‐でん【公田】
⇒こうでん(公田)
こう‐でん【公田】
《「くでん」とも》 1 律令制で、国家に所有権があると考えられた田地。 2 律令制で、1から口分田・位田・職田などを分けたあとの残った田地。農民に賃租させて国家が収益をあげた。乗田。⇔私田。 3...
く‐でん【功田】
⇒こうでん(功田)
こう‐でん【功田】
律令制で、国家に功労のあった者に与えられた田。輸租田で、功労の程度によっての四段階があり、大功は永世、上功は3世、中功は2世、下功は子に、それぞれ伝えられた。くでん。
こう‐でん【曠田】
広々として何もない田地。
こう‐でん【校田】
奈良・平安時代、諸国の田地の面積・品等などを調査すること。班田に先立って行われた。
こう‐でん【耕田】
耕作を行う田地。
こう‐でん【荒田】
荒廃した田地。
こう‐でん【講田】
平安後期から室町時代にかけて、寺社の経典の講義や、祖師の賛仰(さんぎょう)の講会(こうえ)などの費用にあてるために設けられた田。
こくしゃ‐でん【国写田】
平安時代、職写田(しきしゃでん)に準じて諸国に設けられた不輸租田。調物を納めず、計帳の申告がない戸の田を没収して公用に充てた。