うぐいす【鶯】
狂言。和泉(いずみ)流。梅若殿の家来が、主人のためにある男の秘蔵の鶯を刺そうとして失敗し、主人の太刀まで取られてしまう。
伊藤永之介の小説。昭和13年(1938)刊。東北農民の生活を描いた「...
鶯(うぐいす)鳴(な)かせたこともある
咲き匂(にお)う梅がウグイスを留まらせて鳴かせるように、かつては美しく色香もあって、男たちにちやほやされた時代もあった。
うけとり‐ぶしん【請取普請】
《「うけとりふしん」とも》請負でする土木・建築関係の仕事。また、その請負人。「—の日用頭(ひようがしら)に、ふるなの忠六といふ男」〈浮・胸算用・三〉
うげつものがたり【雨月物語】
江戸中期の読本。5巻。上田秋成作。明和5年(1768)成立。安永5年(1776)刊。和漢の典籍を素材とした、夢幻と現実を合わせた作品9話から成る怪異小説集。
溝口健二監督、川口松太郎脚本によ...
うしゅう‐たんだい【羽州探題】
室町幕府の職名。出羽国の軍事・民政を総管。奥州探題斯波家兼(しばいえかね)の次男兼頼(かねより)が出羽を分掌したのに始まり、以後子孫が世襲。最上(もがみ)にいたので最上氏を称した。
うじ‐の‐はしひめ【宇治の橋姫】
《「うじのはしびめ」とも》 京都府宇治市宇治橋の西詰めにある橋姫神社の祭神とされる女神。宇治橋を守る神で、住吉大明神が夜ごと通ったという伝説がある。
嵯峨天皇の代、嫉妬(しっと)のあまり宇治...
臼(うす)から杵(きね)
《臼を女、杵を男に見立てて》女から男に言い寄ること。物事が逆さまなことのたとえ。
臼(うす)と杵(きね)
男女が和合することのたとえ。
うす‐びん【薄鬢】
江戸時代の男子の髪形で、額を広くそり上げ、左右の鬢を幅狭くしたもの。⇔厚鬢。
うす‐やくそく【薄約束】
まだ確かではない約束。仮の約束。「しかじかの事ども—して帰れば」〈浮・一代男・一〉