うた‐め【歌女】
1 「歌い女(め)」に同じ。 2 古代、雅楽寮に属した女の歌い手。⇔歌男(うたお)。
うち‐あ・ける【打(ち)明ける】
[動カ下一][文]うちあ・く[カ下二] 1 人に知られたくない事実や秘密などを、思い切って隠さずに話す。うちあかす。「思いのたけを—・ける」 2 閉まっているものを勢いよくあける。「窓を—・ける...
うち‐かたら・う【打ち語らふ】
[動ハ四] 1 語り合う。話し合う。「はかなき物語などにつけて—・ふ人」〈紫式部日記〉 2 男女が言い交わす。契る。「細やかに—・ひ給へる間(あはひ)、見るかひありて」〈狭衣・四〉
うち‐き【袿】
《「うちぎ」とも》平安時代以来、貴族の男性が狩衣(かりぎぬ)や直衣(のうし)の下に着た衣服。女性の場合は唐衣(からぎぬ)の下に着た。単に衣(きぬ)ともいわれる。
うちき‐すがた【袿姿】
袿だけのくつろいだ姿。男性は直衣・狩衣などを、女性は裳(も)・唐衣などを省いた略装。
うち‐ぎぬ【打衣】
1 《砧(きぬた)で打って光沢を出した衣の意》袿(うちき)の一種。表着(うわぎ)の下、重ねの袿の上に着用。貴族の女性が正装のとき着用したが、のちには男子も用いた。地質は平絹または綾、色は紅が多い...
うち‐こさく【内小作】
江戸時代、地主の家で、住み込みの下男などが主家の田地の一部を、一定期間小作したこと。
うち‐ぬき【打(ち)抜き】
[名] 1 打ち抜くこと。 2 金属板や厚紙などに型を当て、その型どおりに抜くこと。また、その道具。 3 芝居の大道具。樹木や障子など、物の形に作った張り物に絵を描き、舞台の背景などに用いる。...
うち‐はやし【打ち囃子】
太鼓・鼓などを打つこと。近世、男子のたしなみとされた遊芸。「茶の湯、盤上、—、男の芸に一つでも」〈浄・歌念仏〉
うつくしくあおきドナウ【美しく青きドナウ】
《原題、(ドイツ)An der schönen, blauen Donau》ヨハン=シュトラウス2世作曲のワルツ。1867年作。初め男声合唱曲として作られ、のちに管弦楽用に編曲。ウィンナワルツの...