わか‐の‐うら【和歌浦】
和歌山市南部の海岸。和歌川の河口の、片男波(かたおなみ)と称する砂嘴(さし)に囲まれる入り江。玉津島神社・不老橋・観海閣などがあり、西に新和歌浦が連なる。[歌枕]「—に潮満ち来れば潟をなみ葦辺を...
わかもの‐ぐみ【若者組】
村落ごとに組織されていた青年男子の集団。多くは、15、6歳ごろに加入し、結婚とともに脱退する。若者宿を本拠とし、村落の警備・消防・祭礼・労働奉仕などに当たった。若衆組。若者仲間。→娘組(むすめぐみ)
わがたにはみどりなりき【わが谷は緑なりき】
《How Green Was My Valley》米国の映画。1941年作。監督はフォード。自然豊かなウェールズの炭鉱町の人々の暮らしを、初老の男が自身の少年時代を回想する形式で叙情的に描く。第...
わが‐はい【我が輩/吾が輩】
[代]一人称の人代名詞。男性が用いる。 1 おれさま。わし。余。尊大の気持ちを含めていう。「—にまかせておけ」「今—も此国に生れて日本人の名あり」〈福沢・学問のすゝめ〉 2 われわれ。われら。「...
わき‐がお【脇顔】
横顔。「—うつくしく」〈浮・一代男・六〉
わぎも【吾妹】
《「わがいも」の音変化》男性が妻や恋人を、また一般に、女性を親しみの気持ちを込めて呼ぶ語。わぎもこ。「山川を中に隔(へな)りて遠くとも心を近く思ほせ—」〈万・三七六四〉
わく‐ご【若子/若児】
年少の男子。また、若い男子を敬っていう語。「稲搗(つ)けばかかる我(あ)が手を今夜(こよひ)もか殿の—が取りて嘆かむ」〈万・三四五九〉
わけ【訳】
《「分け」と同語源》 1 物事の道理。すじみち。「—のわからない人」「—を説明する」 2 言葉などの表す内容、意味。「言うことの—がわからない」 3 理由。事情。いきさつ。「これには深い—がある...
訳(わけ)を立(た)・てる
1 物事の筋道を明らかにする。話をつける。また、支払い勘定をする。 2 情を通じる。男女の交わりをする。
わ‐こ【和子/若子】
1 身分の高い人の男の子供。坊っちゃん。また、男の子供を親しみを込めていう語。「その侍の—、鷹いと好きにて」〈仮・仁勢物語・上〉 2 貴人の男の子供に対して、呼びかける語。二人称の代名詞のように...