いた‐ごと【痛事】
非常につらく、困ったこと。特に、費用が多くかかること。「ちッと—だが翌日(あす)は終日(いちにち)見物させよう」〈和田定節・春雨文庫〉
痛(いた)し痒(かゆ)し
《かけば痛いし、かかないとかゆい意から》二つの方法のどちらをとってもぐあいが悪く、どうしたらよいか迷う。また、ぐあいのよい面もあれば悪い面もあって、困る。
いた‐しゃ【痛車】
俗に、アニメやゲームのキャラクターなどを描いたり、印刷シートで装飾したりした自動車。萌(も)え車。→痛い4
いた‐で【痛手/傷手】
1 重い傷。重傷。ふかで。「—を負う」 2 大きい被害や損害。大きな打撃。「台風で稲作に—をこうむった」「失恋の—」
いたまし・い【痛ましい/傷ましい】
[形][文]いたま・し[シク]《動詞「いた(痛)む」の形容詞化》 1 目をそむけたくなるほど悲惨である。痛々しい。「—・い交通事故」「—・い姿」 2 迷惑である。「声をかしくて拍子とり、—・しう...
いたま・す【痛ます/傷ます】
[動サ五(四)]心に悲しみや苦しみを感じさせる。苦しませる。「心を—・す事件」
いたみ【痛み/傷み】
1 病気や傷などによる肉体的な苦しみ。「腰に—が走る」「傷の—」 2 精神的な苦しみ。悩み。悲しみ。「胸の—をいやす」 3 (傷み)器物などの損傷。破損。「家の—がひどい」 4 (傷み)食物、特...
いたみ‐い・る【痛み入る/傷み入る】
[動ラ五(四)]相手の手厚い配慮・好意などに対して、深く感じいる。恐縮する。やや皮肉をこめていうときにも用いる。「御親切—・ります」「此挨拶には—・って返事が出来なかった」〈漱石・坊っちゃん〉
いたみ‐どめ【痛み止め】
痛みを和らげ、止める薬。鎮痛剤。
いたみ‐もの【痛み物】
1 腐った物。壊れた物。「—を選(え)りのける」 2 壊れやすい物。腐りやすい食品。「夏場の見舞品に—は避けたい」