1 目をそむけたくなるほど悲惨である。痛々しい。「―・い交通事故」「―・い姿」
2 迷惑である。
「声をかしくて拍子とり、―・しうするものから、下戸ならぬこそ男 (をのこ) はよけれ」〈徒然・一〉
出典:青空文庫
・・・しろお前たちは見るに痛ましい人生の芽生えだ。泣くにつけ、笑うにつけ、・・・ 有島武郎「小さき者へ」
・・・まう姿は、見る目にも痛ましい。その肩にたれつつ、みどり児の頸を蔽う優・・・ 泉鏡花「夫人利生記」
・・・なにか痛ましい気持がするではないか。悲劇の人をここに見るような気すら・・・ 織田作之助「勝負師」