[名・形動](スル)《もと、自分の気持ちにとって毒になることの意で、「気の薬 (くすり) 」に対する語》
  1. 他人の不幸や苦痛などに同情して心を痛めること。また、そのさま。「お気の毒に存じます」「気の毒な境遇」

  1. 他人に迷惑をかけて申し訳なく思うこと。また、そのさま。「彼には気の毒なことをした」

  1. 気にかかること。不快に思うこと。また、そのさま。

    1. 「思ひもつかねえことを言はれると、おいらも腹は立たねえが―だ」〈人・辰巳園・初〉

  1. 困ってしまうこと。きまりが悪いこと。また、そのさま。

    1. 「親方の手前―のおもはくにて、顔を真赤にしてゐる」〈滑・浮世床・初〉

[派生]きのどくがる[動ラ五]きのどくげ[形動]きのどくさ[名]

出典:青空文庫