癖(くせ)にな・る
悪い習慣や前例になる。「夜更かしが—・る」 [補説]近年、「癖になる味」「この楽しさは癖になる」のように、悪いものに限らない用法も広まっている。
くせ‐びと【曲人/癖人】
「曲者(くせもの)」に同じ。「われは出で会ひ参らせぬ—にて候」〈義経記・二〉
くせ・む【癖む】
[動マ四]《「くせ(癖)」の動詞化》 1 心がねじける。ひねくれる。「道心の後にも心大いに—・みつつ、普通の人には似ざりけり」〈延慶本平家・二〉 2 普通とは異なる形にする。風変わりにする。「万...
くせ‐もの【曲者/癖者】
1 盗賊などの怪しい者。「—が忍び込む」 2 ひと癖あって、したたかな人物。「ああみえて彼はなかなかの—だ」「—ぞろい」 3 表面には現れていない何かがありそうで、油断できないこと。「話のうます...
へき【癖】
かたよった好みや習性。くせ。「放言の—がある」「煙霞(えんか)の—」
へき【癖】
[常用漢字] [音]ヘキ(漢) [訓]くせ 〈ヘキ〉かたよった習性。くせ。「悪癖・奇癖・潔癖・酒癖・習癖・書癖・性癖・盗癖・病癖」 〈くせ(ぐせ)〉「口癖・酒癖・手癖・難癖(なんくせ)」