しんりつ‐こうりょう【新律綱領】
明治政府のもとでの最初の刑法典。明治3年(1870)発布。江戸幕府や中国の刑法典をもとにして作成され、華族・士族に閏刑(じゅんけい)を認めるなど、刑に身分的差別を設けていた。同15年の旧刑法施行...
すいこ‐じだい【推古時代】
飛鳥(あすか)時代の中で、特に推古天皇の時代。聖徳太子が摂政として、冠位十二階の制定、憲法十七条の発布、国史の編纂(へんさん)などを行い、また、仏教の興隆に尽くした。法隆寺などが建立され、仏像の...
せいぞうきんし‐れい【聖像禁止令】
726年、東ローマ帝国皇帝レオ3世が発布した聖像崇敬を禁止する勅令。信仰上の理由のほかに、修道院勢力の抑圧を目的としていたためローマ教会が反発し、教会の東西分裂の一因となった。聖像破壊令。イコノ...
せいヤン‐だいせいどう【聖ヤン大聖堂】
《Bazylika archikatedralna świetego Jana Chrzciciela》ポーランドの首都ワルシャワ旧市街にある大聖堂。14世紀の創建。ワルシャワ最古の教会の一。1...
せんそうとへいわ【戦争と平和】
《原題、(ロシア)Voyna i mir》レフ=トルストイの長編小説。1863〜1869年作。ナポレオンのロシア侵攻という歴史的事件を背景に、19世紀初頭のロシアの社会と人民の姿を描いた壮大な...
せんてい‐こう【選帝侯】
中世ドイツで、神聖ローマ皇帝を選挙する特権をもった諸侯。1356年発布の金印勅書で、マインツ・ケルン・トリーアの各大司教、ボヘミア王・ライン宮廷伯(プファルツ伯)・ザクセン公・ブランデンブルク辺...
そう‐さい【総裁】
1 政党・銀行・公社などの長として、全体を取りまとめる職務。また、その人。「—選挙」「日銀—」 2 慶応3年12月9日(1868年1月3日)王政復古の大号令発布の際に設置された明治新政府の最高官...
そしゅうのし【楚囚之詩】
北村透谷の長編叙事詩。明治22年(1889)に自費出版。大日本帝国憲法の発布に伴い、自由民権運動の活動家らが大赦で出獄したことを受け、国事犯の獄中の苦しみをうたったもの。
ちょうぜん‐ないかく【超然内閣】
明治・大正期、議会・政党の意思に制約されることなく政治を行った藩閥・官僚内閣。明治憲法発布の際、首相黒田清隆が、政府の独自性を強調して唱えたことから始まる。
ちょうへい‐せい【徴兵制】
国家が一定年齢の国民に兵役義務を課して強制的に軍隊に入隊させる制度。日本では、明治6年(1873)発布の徴兵令に始まり、昭和20年(1945)に廃止。