いん‐きょ【殷墟】
中国河南省安陽(あんよう)市北西の小屯村を中心とした殷代の遺跡。前14世紀から前11世紀、殷王朝後期の首都があった所。1928年以来発掘が進められ、宮殿跡、大小の墳墓、竪穴式住居跡などが発見され...
ウル【Ur】
イラク南部にあるシュメール人の古代都市の遺跡。ユーフラテス川の下流にあり、前3000〜2000年に栄えた。20世紀になって王墓などが発掘された。
ウルク【Uruk】
西アジア、メソポタミアにあった古代都市。現在のイラク南部の都市サマーワの東約40キロメートルに位置する。現代名ワルカ、シュメール語名ウヌグ、旧約聖書ではエレクの名で登場する。都市の守護神はイナン...
エオアントロプス【(ラテン)Eoanthropus】
《曙人(あけぼのじん)の意》英国のピルトダウンで発掘された骨から名づけられた原始人類の名。のちに偽物と判明した。ピルトダウン人。
エル‐プエンテ【El Puente】
中央アメリカ、ホンジュラス西部にあるマヤ文明の遺跡。コパン遺跡の北東約50キロメートル、グアテマラとの国境近くに位置する。1930年代に発見。1980年代に日本の援助により発掘調査が進められ、考...
おうけ‐の‐たに【王家の谷】
エジプト南東部の古代都市テーベ(現ルクソール)のナイル川西岸の丘陵にある新王国時代(前16〜前11世紀)の王墓群。1922年にはツタンカーメンの墳墓が発掘されたことで知られる。1979年、「古代...
オエステ‐こうえん【オエステ公園】
《Parque del Oeste》スペインの首都、マドリード西部にある英国式庭園。20世紀初頭に造営された。エジプトで発掘されたデボ神殿とバラ園があり、毎年6月にバラの国際品評会が催される。
おおもり‐かいづか【大森貝塚】
東京都大田区、大森駅付近の縄文後期・晩期の貝塚。明治10年(1877)米国のモースが発見・発掘し、日本の近代考古学の端緒となった。
オケオ【Oc-eo】
ベトナム南部、アンジャン省にある遺跡。ロンスエンの南西約30キロメートルに位置する。2世紀から7世紀にメコンデルタで栄えたクメール人国家、扶南の港市であり、1944年の発掘調査において住居、寺院...
かい‐づか【貝塚】
古代人が捨てた貝殻が層をなして積もった遺跡。日本では縄文時代に属するものが代表的で、貝殻のほかに鳥獣や魚の骨、土器・石器・骨角器などを含み、人骨も発掘されている。