あめ‐ふらし【雨虎/雨降】
腹足綱アメフラシ科の軟体動物。潮間帯にみられ、体長約40センチ。ナメクジに似て軟らかく、体内に薄い貝殻をもつ。体色は黒褐色で白斑がある。刺激すると紫色の汁を出す。春先、「海ぞうめん」とよばれるひ...
アメリカ‐しろひとり【アメリカ白灯蛾】
ヒトリガ科の蛾。全体に白色で、翅(はね)に黒点が散在。幼虫は長く白い毛をもち、葉を集めた巣をつくって生息する。桜・プラタナスなどの害虫。第二次大戦後、北アメリカから東京付近に侵入し、広がった。
アメリカ‐なでしこ【アメリカ撫子】
ナデシコ科の多年草。初夏、赤や白色の花が多数咲く。ヨーロッパの原産で、江戸末期に渡来。観賞用。びじょなでしこ。ひげなでしこ。
あめん‐ぼう【飴ん棒】
《「ん」は格助詞「の」の音変化》 1 棒状の飴。 2 理髪店の看板で、赤・白・青で螺旋(らせん)状に彩った棒。
アメーバ‐うんどう【アメーバ運動】
アメーバなどにみられる細胞体の変形運動。偽足を出し、その中に原形質が流れこむことにより移動する。リンパ球・白血球などにも同様の運動がみられる。
あもう‐とうげ【天生峠】
岐阜県北部にある峠。標高1290メートル。峠周辺にはミズバショウなどの自生する高層湿原が点在している。白山などの眺望がよい。泉鏡花の「高野聖(こうやひじり)」の舞台として有名。
アモルゴス‐とう【アモルゴス島】
《Amorgos/Αμοργός》ギリシャ南東部、エーゲ海に浮かぶ島。キクラデス諸島の最東部に位置する。中心地はアモルゴス(またはホラ)。白壁の家並みや教会、粉ひき風車などで知られる。白い砂浜が...
あや‐ど・る【綾取る/操る】
[動ラ五(四)] 1 美しく飾る。特に、文章に修飾を施す。「華麗に—・られた文体」 2 たすきなどを斜め十文字に結ぶ。「紅い襷—・りながら」〈木下尚江・良人の自白〉 3 巧みに扱う。あやつる。「...
あや‐にしき【綾錦】
1 綾と錦。 2 美しい衣服や紅葉などをたとえていう語。「—をまとった秋の山々」 3 コノハノリ科の紅藻。本州中部以南の静かな海の岩上にみられ、扇形に広がり、水中では白っぽい藍緑色、乾くと鮮紅色...
あやめ【菖蒲】
1 アヤメ科アヤメ属の多年草。日当たりのよい乾燥した草地に生える。高さ30〜60センチ。葉は細長く剣状。初夏、花茎の先に、付け根に網目模様のある紫または白色の花を開く。多くの栽培品種がある。アヤ...