そんのう‐ろん【尊王論/尊皇論】
皇室を神聖なものとして尊敬することを主張した思想。古代の天皇神聖の思想が近世において展開し、幕末には攘夷論と結び、明治維新には王政復古論として現れ、明治以後の絶対主義的天皇制の基礎となった。
たい‐さい【大祭】
1 規模の大きい祭り。 2 もと祭祀(さいし)令によって定められた、神宮および神社の重要な祭り。特に、伊勢神宮の祈年祭・月次(つきなみ)祭・神嘗(かんなめ)祭・遷宮祭など。 3 皇室で、天皇がみ...
だい‐ふけい【大不敬】
1 皇室に対する不敬。 2 律の八虐の一。格式の高い神社や天皇に対する犯罪。特にきびしい罰が下された。
ちゃっこ‐の‐ぎ【着袴の儀】
皇室の子が5歳になったときに初めて袴(はかま)を着ける儀式。衣装は誕生時に天皇・皇后から贈られる。民間の七五三にあたる。御着袴(ごちゃっこ)。
ちょう‐か【朝家】
天皇を中心とした一家。皇室。また、転じて、国のこと。「—ノタメニ命ヲオトス」〈和英語林集成〉
ちょくがん‐じ【勅願寺】
勅願により、国家鎮護・皇室繁栄などを祈願して建てられた寺。東大寺・薬師寺など。御願(ごがん)寺。
ちょくし‐でん【勅旨田】
平安時代から鎌倉時代にかけて、勅旨によって開墾された不輸租田。皇室関係の費用に充てた。
ちょくし‐まき【勅旨牧】
平安時代、皇室の料馬を飼育した牧場。ちょくしぼく。
ちょく‐しょ【勅書】
1 天皇の勅命を下達する文書。勅旨と同じ意味で用いられる。 2 明治憲法下の公式令で、皇室および国家の事務に関する天皇の意思表示で特定人または特定機関に発せられた文書。
てい‐しつ【帝室】
天皇の一族。皇室。