うつぼ【靫/空穂】
矢を納めて射手の腰や背につける細長い筒。ふつう竹製で漆塗り。上に毛皮や鳥毛・毛氈(もうせん)の類を張ったものもある。うつお。
うつぼ【鱓】
1 ウツボ科の海水魚。全長約90センチ。体色は黄褐色の地に暗褐色の不規則な横じまがある。本州中部以南の岩礁にすむ。食用。皮はなめし革とする。きだこ。 2 ウナギ目ウツボ科の海水魚の総称。体はウナ...
ウナラスカ‐とう【ウナラスカ島】
《Unalaska Island》米国アラスカ州、アリューシャン列島東部の島。フォックス諸島に属す。同列島の中で二番目に大きい。1741年にベーリングによって発見され、毛皮取引の拠点として発展。...
うに【海胆/海栗】
1 ウニ綱の棘皮(きょくひ)動物の総称。殻は半球形・円錐形・円盤形などで、表面は栗のいが状のとげに覆われ、とげの間から細い糸状の管足を出して運動する。口器は下面中央にあり、「アリストテレスの提灯...
うば‐がい【姥貝/雨波貝】
バカガイ科の二枚貝。浅海の砂底にすむ。貝殻は卵形で大きく、厚く重い。殻長約10センチ。殻表に黄褐色の皮をかぶる。東北地方以北に分布。肉は美味で、生食のほか干物・缶詰にも加工。北寄貝(ほっきがい)。
うまづら‐はぎ【馬面剝】
カワハギ科の海水魚。全長約30センチ。体は長楕円形で著しく側扁し、ひれは緑青色。口の先から目までが長い。皮は鮫肌(さめはだ)状で硬い。皮をはいで干物・吸い物・味噌汁などにする。
うみ‐しだ【海羊歯】
ウミユリ綱ウミシダ目の棘皮(きょくひ)動物の総称。外見はシダに似て、羽状の腕が10〜40本放射状に伸び、その下面に短い巻き枝がある。ニッポンウミシダ・オオウミシダなどすべて海産で、本州中部以南の...
うみ‐つぼみ【海蕾】
古生代のオルドビス紀からペルム紀にかけて繁栄した、ウミツボミ綱の棘皮(きょくひ)動物の総称。外形は花のつぼみに似て、短い柄で海底に付着。
うみ‐ゆり【海百合】
ウミユリ綱ウミユリ目の棘皮(きょくひ)動物の総称。放射状に伸びた羽状の腕をもつ冠状部と、それを支える長い茎からなり、深海底に着生。外見がユリを思わせる。日本近海にトリノアシなどがある。ウミユリ綱...
うみ‐りんご【海林檎】
古生代のオルドビス紀からデボン紀にかけて繁栄したウミリンゴ綱の棘皮(きょくひ)動物の総称。球形・卵形をし、短い柄で海底に付着。