ゼット‐ボソン【Zボソン】
《Z boson》素粒子間の弱い相互作用を媒介するウイークボソンの一。質量は陽子の約97倍、スピンは1で電荷はもたない。ワインバーグサラム理論でその存在が予言され、1983年にCERN(セルン)...
そうせい‐せつ【相制説】
哲学で、精神と身体との間に因果的相互作用を認める説。交互作用説。→並行論
そう‐はつ【創発】
要素間の局所的な相互作用が全体に影響を与え、その全体が個々の要素に影響を与えることによって、新たな秩序が形成される現象。
そりゅうし‐ぶつりがく【素粒子物理学】
素粒子の構造・性質・相互作用などを研究し、自然界の最も基本的な物理法則を探究する物理学の一分野。理論的には素粒子論といい、特殊相対性理論と量子論を基礎として場の理論・量子電磁力学からゲージ理論・...
たい‐しつ【体質】
1 からだの性質。遺伝的素因と環境要因との相互作用によって形成される、個々人の総合的な性質。「風邪をひきやすい—」「特異—」 2 団体・組織などがもつ、性質や特徴。「日本人の—に合わない思想」
たいんし‐いでんしっかん【多因子遺伝疾患】
複数の遺伝子と環境因子の相互作用によって発症する疾患。糖尿病・高血圧・虚血性心疾患・NASH・炎症性腸疾患・慢性膵炎(まんせいすいえん)など。多因子遺伝病。多因子遺伝性疾患。多因子疾患。多因子病...
タウ‐ニュートリノ【tau neutrino/τ-neutrino】
3種類あるニュートリノのうちの一。弱い相互作用に関与し、τ粒子と対になって現れる。τ粒子は崩壊すると反電子ニュートリノとτニュートリノを放出して電子に変化したり、反μ(ミュー)ニュートリノとτニ...
たたい‐もんだい【多体問題】
物理学で、相互作用する3個以上の質点からなる系の運動を規定する問題。古典力学でも量子力学でも解析的に解は出ず、適切な近似法を用いる。原子核を構成する核子の系、結晶内の電子・原子の集合などの運動も...
だいいちげんり‐けいさん【第一原理計算】
原子間の相互作用を量子力学の基本原理に則って電子の量子状態から計算し、物質の性質や挙動を調べる手法。実験に基づかないため、非経験的電子状態計算ともよばれる。アブイニシオ法。
だい‐とういつりろん【大統一理論】
素粒子の基本的な相互作用である電磁相互作用、弱い相互作用、強い相互作用を統一的に記述する理論。ゲージ理論を土台にして作られた。この理論から陽子崩壊や宇宙初期におけるモノポールの生成が予言されてい...