仏神(ぶつじん)は来(きた)らざる果報(かほう)を願(ねが)えば還(かえ)って災(わざわ)いを与(あた)う
仏も神も、身に過ぎた果報を願う者には、かえって不幸を与える。分不相応な望みは災いのもとだということ。
ぶん‐りき【分力】
自分に相応じた力量。「習ひ稽古しつる—を」〈至花道〉
馬子(まご)に縕袍(わんぼう)
馬子には粗末な着物が似合いだ。分相応であることのたとえ。
み‐の‐たけ【身の丈/身の長】
1 せいの高さ。身長。背丈。また、自分の身長。「—二メートル余の大男」「—ほどに積もった雪」 2 (多く「身の丈に合った」の形で)無理をせず、力相応に対処すること。分相応。「—に合った経営」「—...
みぶん‐そうおう【身分相応】
[名・形動]身分に合っていること。また、そのさま。分相応。「—な暮らし」
みょうおう‐いん【明王院】
滋賀県大津市にある天台宗の寺。山号は、北嶺山。開創は貞観元年(859)。開山は相応。比叡山の回峰行者の参籠所となり、葛川修験道の拠点ともなった。 広島県福山市にある真言宗大覚寺派の寺。山号は...
物(もの)は宜(よろ)しき所(ところ)有(あ)り材(ざい)は施(ほどこ)す所(ところ)有(あ)り
《「韓非子」揚権から》物にはそれ相応の使い道がある。人材も、適した地位や仕事を与えなければ役に立たない。適材適所ということ。
やく‐ぶそく【役不足】
[名・形動] 1 俳優などが割り当てられた役に不満を抱くこと。 2 力量に比べて、役目が不相応に軽いこと。また、そのさま。「そのポストでは—な(の)感がある」 [補説]文化庁が発表した「国語に関...
や‐しん【野心】
1 ひそかに抱く、大きな望み。また、身分不相応のよくない望み。野望。「政治家になりたいという—に燃える」「政権奪取の—をもつ」 2 新しいことに取り組もうとする気持ち。「—作」 3 野生の動物が...
やしん‐てき【野心的】
[形動]望みなどの、身分不相応に大きいさま。また、試みなどの、新しく大胆であるさま。「—な研究」