あいだて‐な・い
[形][文]あいだてな・し[ク]《「あいだちなし」の音変化か。近世語》 1 無作法である。ぶしつけである。「これは—・い。盃を出させられた」〈和泉流狂・庵の梅〉 2 分別がない。「子を寵愛の—・...
あふな‐あふな
[副]分相応に。身の程にふさわしく。「—思ひはすべしなぞへなく高く卑しき苦しかりけり」〈伊勢・九三〉 [補説]「おおなおおな」との異同は未詳。
ある‐べか・し【有るべかし】
[形シク]《動詞「あり」の連体形に推量の助動詞「べし」が付いたものの形容詞化》そのようであるのがふさわしい。それ相応のさまだ。理想的だ。「御厨子所など—・しき事どもを」〈源・手習〉
あれ‐なり
1 もとのままで変わらないこと。あのまま。「その問題は—になっている」 2 相応であること。「あれは—におもしろい」 3 (副詞的に用いて)あの時限り。あれっきり。「—姿を見せない」
一寸(いっすん)の虫(むし)にも五分(ごぶ)の魂(たましい)
どんな弱小なものにも、それ相応の意地や考えがあって、ばかにしてはいけないということのたとえ。
過分
過分の 〔過度の〕excessive;〔不相応な〕undeserved;〔惜しみない〕generous過分の謝礼をいただき恐縮ですIt's very kind of you to give me...
かぶんの【過分の】
〔過度の〕excessive;〔不相応な〕undeserved;〔惜しみない〕generous過分の謝礼をいただき恐縮ですIt's very kind of you to give me su...
頃合い
1〔よい時機〕a good [suitable] timeよいころ合いに駅に着いたI arrived at the station at the right moment.彼はころ合いを見計らっ...
条件
〔必要な事柄〕a condition;《文》 〔前提条件〕a prerequisite [prìːrékwəzit];〔契約・協定などの付帯条件〕terms (and conditions)(▼...
相応
相応な 〔適当な,釣り合った〕suitable ((for));〔妥当な〕proper, reasonableそれ相応なやり方でin a proper way分相応[不相応]な暮らしをしているH...
ふむき【不向き】
[共通する意味] ★あるものが身分、能力、性質、働きなどにふさわしくないこと。[英] inappropriate[使い方]〔不相応〕(名・形動)▽ぜいたくな暮らしは僕には不相応だ▽それは今の君に...
ぶんそうおう【分相応】
[共通する意味] ★身分、能力、性質、働きなどにふさわしいこと。[英] according to one's due[使い方]〔相応〕(名・形動)スル〔分相応〕(名・形動)[使い分け]【1】三語...
ふそうおう【不相応】
[共通する意味] ★あるものが身分、能力、性質、働きなどにふさわしくないこと。[英] inappropriate[使い方]〔不相応〕(名・形動)▽ぜいたくな暮らしは僕には不相応だ▽それは今の君に...
おうぶん【応分】
[共通する意味] ★身分、能力、性質、働きなどにふさわしいこと。[英] according to one's due[使い方]〔相応〕(名・形動)スル〔分相応〕(名・形動)[使い分け]【1】三語...
そうおう【相応】
[共通する意味] ★身分、能力、性質、働きなどにふさわしいこと。[英] according to one's due[使い方]〔相応〕(名・形動)スル〔分相応〕(名・形動)[使い分け]【1】三語...
がふらいめい【瓦釜雷鳴】
賢者が相応の評価をされず、能力のない者が重要な地位について、いばることのたとえ。また、讒言ざんげんが用いられるたとえ。
しじんそうおう【四神相応】
天の四神(四方の方角をつかさどる神)に応じた地上で最もよい地勢のこと。左(東)に流水のあるのを青竜せいりゅう、右(西)に大道のあるのを白虎びゃっこ、前(南)にくぼ地のあるのを朱雀しゅじゃく、後ろ(北)に丘陵のあるのを玄武げんぶとする。平安京はそれにかなう地とされる。▽「相応」はつりあう、ふさわしい意。
しんしょうひつばつ【信賞必罰】
賞罰を厳格に行うこと。賞すべき功績のある者には必ず賞を与え、罪を犯し、罰すべき者は必ず罰するという意味。▽「信賞」は間違いなく賞を与えること。「必罰」は罪ある者は必ず罰すること。
ずいるいおうどう【随類応同】
相手の能力や性質に応じて、それ相応に指導すること。仏が人の心や性格や素質などの種類に応じて、説法・教化を施す意。▽「随類」は種類にしたがうこと。「応同」は同じ仲間に応こたえる意。「類るいに随したがい同どうに応おうず」と訓読する。
そうりんいっし【巣林一枝】
小さい家に満足すること。分相応の暮らしに満足すること。不必要に他の物まで求めようとせず、分相応を守るたとえ。鳥は木のたくさんある林に巣を作っても、自分で使うのは一本の枝だけであるという意から。▽「巣林」は林に巣を作ること。「一枝巣林いっしそうりん」ともいう。