きよ‐ぶん【寄与分】
遺産相続の際に、相続人が被相続人の財産の維持または増加に対して労務の提供や療養看護などにより特別の寄与をした場合に、付加される相続分。
きんぶん‐そうぞく【均分相続】
共同相続人それぞれの相続分を均等にする相続形態。
けい‐し【継嗣】
相続人。あとつぎ。よつぎ。
げんてい‐しょうにん【限定承認】
相続人が相続によって得る財産の限度内で被相続人の債務や遺贈の義務を負担することを留保して、相続を承認すること。限定相続。→単純承認
げんぶつ‐ぶんかつ【現物分割】
遺産分割の方法の一つ。複数の相続人が、有価証券や不動産などの相続財産を現金に換えることなく、そのままの形で分け合うこと。
こう‐せん【後先】
あととさき。前後。「大名を得たるもの、—相続(あいつ)ぐ」〈中村訳・西国立志編〉
こう‐ふ【功封】
律令制で、親王の一品(いっぽん)以下、臣下の五位以上の国家に功労のあった者に与えられた封戸(ふご)。大功・上功・中功・下功の四等からなり、子孫への相続の差があった。
こく‐ぜい【国税】
国が賦課・徴収する租税。所得税・法人税・相続税などの直接税と、酒税などの間接税とがある。→地方税
こゆう‐ざいさん【固有財産】
もとからその人のものであった財産。相続や譲渡などによって取得した財産と区別する必要のある場合に用いる語。
ごた‐つ・く
[動カ五(四)] 1 整理がつかず混乱する。混雑した状態になる。ごたごたする。「出入り口が—・く」「大掃除で—・いている」 2 争い事が起きて、もめる。紛糾する。もつれる。「相続問題で—・く」