あい【相】
《「合い」と同語源》 [名] 1 二人で互いに槌(つち)を打ち合わすこと。あいづち。〈和名抄〉 2 共謀の仲間。ぐる。「むむ、さては—ぢゃの」〈浄・女楠〉 3 相手をすること。また、相手。「—...
あい‐あい【相合(い)/相相】
《「あいやい」とも》 1 互いに優劣のないこと。「少しのものも—にほどこして」〈倉田・出家とその弟子〉 2 物事を一緒にすること。二人以上で、一つの物を所有し使用すること。「仏壇の御あかしと—で...
あいあい‐がさ【相合(い)傘】
1 二人で1本の傘を差すこと。多く、男女の場合についていう。相傘(あいがさ)。最合(もや)い傘。 2 男女の仲を示すいたずら書きの一種。簡単な線書きの傘の柄の両側に二人の名前を書くもの。
あい‐あわれ・む【相哀れむ】
[動マ五(四)]互いに相手をかわいそうに思い、いたわり合う。「同病—・む」
あい‐いびしゃ【相居飛車】
将棋の戦型の一。先手と後手の双方が居飛車で指すもの。→相振り飛車 →対抗型
あい‐いれ◦ない【相容れない】
[連語]互いの主張や立場が相反していて両立しない。「—◦ない関係」
あい‐うち【相打ち/相撃ち】
1 双方が同時に相手をうつこと。転じて、勝ち負けのないこと。あいこ。 2 (「相討ち」と書く)一人の敵を二人または数人で討つこと。
あい‐う・つ【相打つ/相撃つ】
[動タ五(四)]力を尽くしてうち合う。互いに戦う。「竜虎—・つ」
あい‐えん【合(い)縁/相縁/愛縁】
1 気心がよく合う縁。 2 (愛縁)恩愛の縁。〈文明本節用集〉
あいえん‐きえん【合(い)縁奇縁/相縁機縁】
人と人との気心が合うも合わないも、不思議な因縁によるということ。