まん‐なか【真ん中】
《「まなか」の撥音添加》距離・場所・順序などで、ちょうど中央にあたるところ。中心。「町の—にある建物」「三人兄弟の—」
まんな‐ぶみ【真名書】
漢字で書かれた書物。「なでふ女が—は読む」〈紫式部日記〉
まん‐まえ【真ん前】
そのまっすぐ前。真正面。「車は家の—に止まった」
まん‐まる【真ん丸/真ん円】
[名・形動]完全にまるいこと。ひずみ・ゆがみのない円形または球形。また、そのさま。「—な(の)お月さま」
まん‐まる・い【真ん丸い/真ん円い】
[形]全くまるい。完全な円形または球形である。「—・い十五夜の月」
まん‐まんなか【真ん真ん中】
「まんなか」を強めた言い方。どまんなか。「的の—に命中する」
まん‐ろく【真ん陸】
[名・形動ナリ] 1 平らなこと。公平なこと。また、そのさま。「頭とはかしら、どっちへも傾かず、—ながよいさかいで直頭(ろくとう)と申します」〈浄・手習鑑〉 2 十分なこと。完全なこと。また、そ...
み‐さかり【真盛り/方】
[名・形動ナリ]《「みざかり」とも》ちょうどさかりであること。まっさかり。「豊玉姫、—に産(こう)むとき竜になりぬ」〈神代紀・下〉
み‐なか【真中】
まんなか。「こちごちの国の—ゆ出(い)で立てる富士の高嶺(たかね)は」〈万・三一九〉
めっ‐こう【真っ向】
「まっこう」の音変化。「—打ち割る、頭を砕く」〈浄・国性爺〉