まびろけ‐すがた【真広け姿】
くつろいで、衣服をはだけて着ている姿。しどけない姿。「—もをかしう見ゆ」〈枕・一九一〉
ま‐ふぐ【真河豚】
フグ科の海水魚。全長約50センチ。体表面は滑らかで、背側は暗褐色、腹側は白く、体側を黄色線が走る。肉と精巣は無毒であるが、皮膚・腸に強毒、肝臓・卵巣に猛毒がある。食用。なめらふぐ。
ま‐ふたつ【真二つ】
ちょうど真ん中から二つになること。まっぷたつ。「—に割れる」
まふね‐ゆたか【真船豊】
[1902〜1977]劇作家。福島の生まれ。戯曲「鼬(いたち)」で注目され、久保田万太郎に師事。第二次大戦後は笑劇(ファルス)やラジオドラマに力を注いだ。他に「裸の町」「中橋公館」など。
ま‐ふゆ【真冬】
冬のさなか。《季 冬》
まふゆ‐び【真冬日】
1日の最高気温がセ氏零度未満の日。→冬日 →真夏日
ま‐ぶき【真吹き/間吹き】
日本固有の製銅法の一。炉の中で溶解した銅の鈹(かわ)に、炉の羽口から高圧風を吹き送って不純物の硫黄・鉄分を酸化させ、粗銅を回収する方法。真吹き法。
ま‐ぶな【真鮒】
ギンブナの別名。また、近畿地方で、ゲンゴロウブナの別名。
ま‐ほ【真帆】
《「まぼ」とも》追い風を全面に受けて十分に張った帆。→片帆(かたほ)
ま‐ほ【真秀/真面】
[名・形動ナリ] 1 よく整って十分なこと。完全なこと。また、そのさま。和歌では多く「真帆」に掛けて使われる。⇔偏(かたほ)。「しなてるや鳰(にほ)の湖に漕ぐ舟の—ならねども逢ひ見しものを」〈源...