うつ‐うつ
[副]半ば眠り、半ば目覚めているさま。夢うつつのさま。うとうと。うつらうつら。「また—となって来ると、このまま気が遠くなって死んでしまうのかも知れない」〈大仏・帰郷〉
うつら‐うつら
[副](スル) 1 《「うつ(空)」に接尾語「ら」の付いた「うつら」を重ねた語》 ㋐疲労などのために浅い眠りにひきこまれるさま。「熱が高くて一日じゅう—としていた」「退屈な話を聞かされてつい—す...
うと‐うと
[副](スル)眠けを催して浅い眠りに落ちるさま。「仕事中につい—してしまった」
うま【甘/味】
《形容詞「うまし」の語幹》名詞に付いて複合語を作る。 1 味がよい、うまい意を表す。「—酒」「—飯(いい)」 2 貴い意を表す。「—人」 3 眠りの度合いの深い意を表す。「—寝(い)」
えいえん‐の‐ねむり【永遠の眠り】
死ぬこと。死。とわの眠り。「—に就く」
酔(え)い醒(ざ)めの水(みず)下戸(げこ)知(し)らず
酔ってひと眠りしたあとで飲む水のうまさは、酒を飲まない人にはわからない。
えい‐みん【永眠】
[名](スル)永遠の眠りにつくこと。死ぬこと。死去。「祖母は九〇歳で—した」
エンディミオン
《Endymiōn》ギリシャ神話で、月の女神セレネに愛された羊飼いの美少年。不老不死の永遠の眠りを与えられた。エンデュミオン。
《原題Endymion》キーツによる長編の物語詩。1818年刊...
お・きる【起きる】
[動カ上一][文]お・く[カ上二] 1 横になっていたものがからだを起こす。立ち上がる。「転んでもすぐ—・きる」 2 眠りから覚める。また、目を覚まして床(とこ)を離れる。「毎朝五時に—・きる」...
海棠(かいどう)睡(ねむ)り未(いま)だ足(た)らず
《玄宗皇帝が酔後の楊貴妃を評した言葉から》美人が、眠り足りないときのように、酒に酔って目もとをほんのり赤くしているさまをいう。