きよ‐げ【清げ】
[形動ナリ]けがれなく美しいさま。きれいなさま。→清(きよ)ら「聴色(ゆるしいろ)の氷とけぬかと見ゆるを、いとど濡らしそへつつ眺め給ふさま、いとなまめかしく—なり」〈源・総角〉
きりくみ‐とうろうえ【切(り)組(み)灯籠絵】
人物・建物・風景などの絵を描いた錦絵(にしきえ)風の版画を切り抜き、板の上に立体的に組み立て、火をともして眺めるもの。
けい【景】
[音]ケイ(漢) エイ(漢) [学習漢字]4年 〈ケイ〉 1 日の光。ひかげ。「返景」 2 眺め。景色(けしき)。「景観・景勝・景物/遠景・佳景・光景・叙景・絶景・点景・背景・風景・夜景」 3...
け‐しき【景色】
《「気色(けしき)」と同語源》 1 観賞の対象としての自然界の眺め。風景。「—がよい」「雪—」 2 陶磁器、特に茶陶の見所の一。頽(なだ)れ・窯変・斑文(はんもん)など、不測の変化の部分をいう。...
けっ‐こう【結構】
[名](スル) 1 全体の構造や組み立てを考えること。また、その構造や組み立て。構成。「布置—」「法則を設けて物語を—するは」〈逍遥・小説神髄〉 2 もくろみ。計画。「基房亡(ほろぼ)すべき—...
こいしかわゆきのあした【礫川雪ノ且】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。現在の文京区小石川付近の料亭から富士山を眺めつつ、雪見酒を楽しむ人々を描く。
高閣(こうかく)に束(つか)・ねる
《「晋書」庾翼伝から》書物などを高い棚の上に束ねてのせたままほうっておく。「久しく—・ねた書物を眺めやって」〈荷風・濹東綺譚〉
こう‐けい【光景】
1 目前に広がる景色。眺め。「白銀にかがやく峰々の—」 2 ある場面の具体的なありさま。情景。「惨憺(さんたん)たる—」 3 日のひかり。
こうしゅういぬめとうげ【甲州犬目峠】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。現在の山梨県上野原市大野の犬目付近から眺めた富士山を描く。
こ‐すずめ【小雀/子雀】
小さい雀。また、雀の子。《季 春》「—の眺められをり芝の上/虚子」