は‐や【甲矢/兄矢/早矢】
2本持って射る矢のうち、初めに射る矢。矢をつがえたとき、3枚羽根の羽表が外側になり裏が手前になる矢。→乙矢(おとや)
ひや【日矢】
俳句雑誌。昭和28年(1953)5月創刊。昭和33年(1958)5月発行の第2号以降、月刊。主宰は清水基吉。清水の没後も刊行が続く。
ひ‐や【火矢/火箭】
1 火をつけて放つ矢。 2 火薬をしかけて発射する火器。棒火矢・石火矢など。
ふき‐や【吹(き)矢】
1 竹筒などの中に入れ、勢いよく吹いて放つ矢。竹を串のように削って先を鋭く、手もとは太めに割れ目を入れて紙の羽をつける。武器、また小鳥を捕らえるのに用いる。 2 遊戯の一。からくり仕掛けで動く人...
ふせぎ‐や【防ぎ矢】
敵の進撃を阻止するために射る矢。「源三位入道の一類残って、—射給ふ」〈平家・四〉
ぶし‐や【付子矢】
鏃(やじり)に付子(ぶし)の毒を塗った矢。ぶすや。
へろへろ‐や【へろへろ矢】
勢いのない矢。「清盛などが—は物の数にてや候ふべき」〈保元・上〉
ほう‐し【蓬矢】
蓬(よもぎ)で作った矢。邪気を除くまじないとして用いる。
ほう‐し【鋒矢】
兵法で、陣立ての一。足軽を「∧」の形に並べ、その後ろに騎馬武者を「一」の字を縦にした形にそろえ、機をみて足軽が左右に開き、騎馬武者が突進するもの。
ほうろく‐びや【炮録火矢/炮録火箭】
戦国時代の水軍が用いた火器。火薬をこめた銅製の弾丸を布で包んで漆を塗り、木筒や鋳筒から発射する。