こうまくがい‐くう【硬膜外腔】
脊髄を覆う硬膜とその外側を囲む脊柱管の間にある空間。また、頭蓋骨と硬膜の間にある隙間。硬膜上腔。 [補説]硬膜は内層と外層の2層構造になっている。脊髄では、硬膜の外層が骨膜として脊柱管の内側をお...
こうまくがいくう‐ないしきょう【硬膜外腔内視鏡】
⇒硬膜外内視鏡
こうまくがい‐けっしゅ【硬膜外血腫】
頭蓋骨と硬膜の間で出血が起こり、血液が貯留した状態。頭蓋骨の骨折を伴う場合が多い。受傷直後に発症する急性硬膜外血腫が多いが、数週間から数か月後に症状が現れる慢性硬膜外血腫などもある。 [補説]硬...
こうまくがい‐しゅっけつ【硬膜外出血】
硬膜にある動脈や硬膜が破れて、硬膜と頭蓋骨の間に出血した状態。頭蓋内出血の一つ。硬膜上出血。
こうまくがい‐ないしきょう【硬膜外内視鏡】
脊髄の外側にある硬膜外腔(くう)に挿入する、直径1ミリ以下の細い内視鏡。難治性の慢性腰下肢痛の診察・治療などに用いられる。硬膜外腔内視鏡。エピドラスコピー。
こうまくがいないしきょう‐しゅじゅつ【硬膜外内視鏡手術】
硬膜外腔に内視鏡を挿入し、神経周辺の癒着組織を剝離、洗浄することにより疼痛(とうつう)やしびれを緩和する治療法。神経ブロックなどの治療法が効かない慢性の腰痛、難治性の腰部椎間板ヘルニア、腰部脊柱...
こうまくがい‐ブロック【硬膜外ブロック】
硬膜外腔に局所麻酔薬を注入して交感神経や知覚神経を一時的に抑制することにより、血行障害を改善したり疼痛(とうつう)を緩和したりする治療法。神経ブロック療法の一。
こうまくがい‐ますい【硬膜外麻酔】
脊髄神経を麻痺させるために、硬膜外腔に局所麻酔薬を注入すること。全身麻酔の補助、手術後の疼痛(とうつう)の抑制、ペインクリニックなどに用いられる。