いそ‐ぶし【磯節】
茨城県の太平洋沿岸地方の民謡。もと船歌であったが、のち大洗・那珂湊(なかみなと)地方の座敷歌として全国に流行した。
いそ‐べ【磯辺】
1 磯のほとり。いそばた。 2 海苔(のり)を用いる料理・菓子をいう語。磯辺和(あ)え・磯辺餅(もち)・磯辺揚げ・磯辺巻きなど。
いそべ‐おんせん【磯部温泉】
群馬県安中(あんなか)市磯部にある温泉。鉱泉で、泉質は炭酸水素塩泉・塩化物泉・含鉄泉など。温泉水と小麦粉・砂糖で作る磯部煎餅が有名。
いそべ‐せんべい【磯部煎餅】
群馬県磯部温泉で作られている焼き菓子。小麦粉・砂糖を鉱泉水で練り、焼き上げる。ゴーフルに似る。
いそまき‐ずし【磯巻(き)鮨】
塩と酢で締めたサバの切り身を芯にした鮨飯を、とろろ昆布で巻いたすし。主として関西で作られる。
いそまき‐たまご【磯巻(き)卵】
卵焼きを海苔(のり)で巻いたもの。
いそ‐まくら【磯枕/石枕】
水辺の石を枕にすること。旅寝をすること。「波に萎(しを)るる—、海人(あま)の苫屋(とまや)に共寝して」〈謡・敦盛〉
いそ‐まつ【磯松】
1 磯辺に生えている松。 2 イソマツ科の多年草。暖地の海岸に生え、高さ約15センチ。小低木状で、茎の古い部分はクロマツの幹に似て、へら形の葉が茎の頂に群がってつく。8、9月ごろ、淡紫色の花を穂...
いそ‐まつかぜ【磯松風】
小麦粉に砂糖・食塩・水をまぜて溶き、ふくらし粉を加えて蒸し、粉末のシソを振りかけた菓子。夏向きの菓子とされる。
いそ‐まつり【磯祭(り)】
1 「磯遊び」に同じ。《季 夏》 2 漁師が豊漁を祈願する竜神祭り。浦祭り。潮祭り。瀬祭り。竜宮祭り。