しちじょう‐の‐けさ【七条の袈裟】
三衣(さんえ)の一。七幅(ななの)の布を横に縫い合わせた袈裟。僧が聴講・礼仏などに際して着用する服。七条衣(え)。
しち‐そう【七僧】
法会のとき、重要な役を勤める七人の僧。講師(こうじ)・読師(どくし)・呪願師(じゅがんし)・三礼師(さんらいし)・唄師(ばいし)・散花師(さんげし)・堂達(どうだつ)のこと。
しち‐らい【失礼】
「しつれい(失礼)」に同じ。「天下の—を仕うまつりあへり」〈宇津保・国譲下〉
しっ‐かい【悉皆】
[副] 1 残らず。すっかり。全部。「少しも包み隠さず、—話して了(しま)って」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉 2 まるで。「白いふんどしで、かごの胴中をくくった所は、—おやしきの葬礼といふものだ」〈...
しっ‐けい【失敬】
[名・形動](スル) 1 人に対して礼を失した振る舞いをすること。また、そのさま。失礼。無礼。「—なことを言う」「—な奴だ」「きのうは—した」 2 先に席を立つこと。また、人と別れること。「ひ...
しっ・する【失する】
[動サ変][文]しっ・す[サ変] 1 なくす。失う。「機会を—・する」「面目を—・する」 2 あるべきものや状態を欠いたりなくしたりする。「礼を—・した態度」「名を—・する」「均衡を—・する」 ...
し‐つけ【仕付け】
1 《動詞「しつける」の連用形から。「躾」とも書く。「躾」は国字》礼儀作法をその人の身につくように教え込むこと。また、その礼儀作法。「家庭の—がよい」「—が厳しい」 2 裁縫で、縫い目や折り目を...
し‐つ・ける【仕付ける/為付ける】
[動カ下一][文]しつ・く[カ下二]《「し」はサ変動詞「する」の連用形。「仕」は当て字》 1 しなれている。やりつけている。「—・けない仕事なので、はかどらない」 2 (「躾ける」とも書く。「躾...
しつ‐ねん【失念】
[名](スル) 1 うっかり忘れること。ど忘れ。物忘れ。「約束を—して失礼しました」 2 仏語。記憶をさまたげる心の作用。
しつらい【設い】
1 「設(しつら)え」に同じ。「テーブル—をする」 2 (「室礼」「補理」とも書く)平安時代、宴・移転・女御入内などの晴れの日に、寝殿の母屋や庇(ひさし)に調度類を配置して室内の装飾としたこと。