なか‐つ‐かみ【中つ神】
《陰陽道(おんようどう)で、八将神の一つの豹尾(ひょうび)神が中央に位置しているところから》ヒョウの古名。「—の尾させる者二騎」〈欽明紀〉
なる‐かみ【鳴る神】
かみなり。《季 夏》「—や暗くなりつつ能最中(さなか)/たかし」
なるかみ【鳴神】
歌舞伎十八番の一。時代物。1幕。貞享元年(1684)に初世市川団十郎が自作の「門松四天王」で演じたのが始まりとされる。能の「一角仙人」に取材し、高僧が美女の誘惑に戒を破る話を扱ったもの。現在の定...
なんど‐がみ【納戸神】
納戸にまつられる神。恵比須(えびす)や大黒(だいこく)などが多くまつられたが、隠れキリシタンは聖画像をまつった。
に‐しん【二神】
《「にじん」とも》2柱の神。特に、伊弉諾(いざなぎ)・伊弉冉(いざなみ)の神のこと。
にほう‐こうじん【二宝荒神/二方荒神】
馬の背の両側に枠をつけて、そこに一人ずつ乗ること。「所謂からしり、乗りかけ、二宝荒神、三宝荒神なるまで」〈孔雀楼筆記・四〉
にゅう‐しん【入神】
技術が上達し、人間わざとは思えない境地に達すること。「—の技(ぎ)」
ね‐がみ【根神】
沖縄本島で、村落の旧家(根屋)から出た神女。根屋の当主を根人(にっちゅ)というのに対し、その姉妹をいう。一般の家々のおなり神にあたる。
のう‐がみ【農神】
稲作の守護神。田の神。作神(さくがみ)。
はいかい‐さんじん【俳諧三神】
山崎宗鑑・荒木田守武・松永貞徳の三俳人。和歌三神に擬していう。