ぜん‐しゅう【禅宗】
仏教の一派。もっぱら座禅を修行し、内観・自省によって心性の本源を悟ろうとする宗門。達磨(だるま)が中国に伝え、日本には鎌倉初期に栄西が臨済禅を、次いで道元が曹洞禅を、それぞれ入宋ののち伝えて盛ん...
ぜんしゅう‐よう【禅宗様】
鎌倉時代に禅宗とともに宋から伝えられた寺院建築様式の一。全体に木割(きわり)が細く、詰め組の組み物を多く配し、木鼻(きばな)・刳(く)り形・桟唐戸(さんからど)・火灯窓(かとうまど)・扇垂木(お...
ぜん‐じ【禅師】
1 禅定(ぜんじょう)に通達している師僧。 2 高徳の禅僧に朝廷から賜る称号。「大覚—(=蘭渓道隆)」 3 禅宗で、師家(しけ)の通称。また、高僧の尊称。「一休—(=宗純)」
ぜん‐じょう【禅定】
《「禅」は、梵dhyānaの音写「禅那」の略。「定」はその訳》 1 仏語。思いを静め、心を明らかにして真正の理を悟るための修行法。精神を集中し、三昧(さんまい)に入り、寂静の心境に達すること。六...
ぜん‐じょう【禅杖】
座禅のとき、眠けを戒めるのに用いる杖。先に柔らかい球がついている。
ぜん‐じょう【禅譲】
[名](スル) 1 中国における易姓革命観に基づく君主交代の一形式。天子がその位を世襲としないで、有徳の人にゆずること。→放伐(ほうばつ) 2 天子または支配者がその位をゆずること。
ぜんじょう‐たいこう【禅定太閤】
⇒禅閤(ぜんこう)
ぜんじょう‐に【禅定尼】
⇒禅尼(ぜんに)
ぜんじょう‐ほうおう【禅定法皇】
仏門に帰依した上皇。
ぜんじょう‐もん【禅定門】
1 禅定に入る門戸。 2 ⇒禅門(ぜんもん)2 3 禅宗・浄土宗などで、男子の戒名に付ける語。