あずけ‐きん【預け金】
1 他人に預けた金銭。近世では、利子をつけずに金銭を預けること。また、その金。→預け銀 2 民間金融機関が中央銀行や親銀行に預ける当座預金。「日銀—」 3 大学や地方公共団体などの公的機関が裏金...
あ‐ずま【吾妻/吾嬬】
わが妻。私の妻。「三たび嘆かして、—はやと詔云(の)りたまひき」〈記・中〉
あと‐じさ・る【後退る】
[動ラ五(四)]《「あとしざる」とも》 1 「あとずさる1」に同じ。「私はたじろき気味に、…一歩—・ったが」〈嘉村・秋立つまで〉 2 「あとずさる2」に同じ。「未(まだ)ほんとうに知らねえものと...
あとみ‐かけい【跡見花蹊】
[1840〜1926]女流教育家。大阪の生まれ。名は滝野。父の私塾を継ぎ、また京都に開塾。のち東京に移って、明治8年(1875)跡見学校(現在の跡見学園女子大学など)を創立。
あとみがくえん‐じょしだいがく【跡見学園女子大学】
埼玉県新座(にいざ)市などにある私立大学。昭和40年(1965)に開学した。明治8年(1875)開学の日本人創設の最も古い女子教育機関、「跡見学校」以来の伝統を誇る。
あの‐さん【彼のさん】
[代] 1 三人称の人代名詞。あのおひと。あのかた。近世、主に遊里で用いられた。「—には逢ひともない」〈浄・冥途の飛脚〉 2 二人称の人代名詞。このおかた。「—は、私(わし)が事を相談すりゃ、お...
あのひこのひ【あの日この日】
尾崎一雄の私小説。著者が人生の師と仰ぐ志賀直哉や、同世代の作家達との交流を描いた文学回想録。昭和50年(1975)刊。同年、第28回野間文芸賞受賞。
アバウト‐アス【about us】
私たちについて、私たちのこと、の意。
アポロンのしま【アポロンの島】
小川国夫の短編小説、またそれを表題作とする短編小説集。昭和32年(1957)に私家版として発表。「東海のほとり」「エリコへ下る道」など、欧州留学時の体験をもとに描いた半自伝的作品を収める。発表当...
アリアンナのなげき【アリアンナの嘆き】
モンテベルディのオペラ「アリアンナ」で歌われるアリアの通称。1608年初演。「私を死なせてください」の題でも知られる。