移(うつ)れば変(か)わる
時がたつにつれて物事の状態がどんどん変わる。「三年もたてば、人の心も—だ」
うつろい【移ろい】
1 移り変わること。「心の—」「四季の—」 2 物事の状態が盛りを過ぎること。「のどかなる御代の春知る色なれや雲居の桜—もせぬ」〈続千載・賀〉 3 住まいを移すこと。転居。「世の常のすみかに—な...
うつろい‐ぎく【移ろい菊】
襲(かさね)の色目の名。表は中紫(なかむらさき)、裏は青。一説に、裏は白か黄。秋に使用。
うつろ・う【移ろう】
[動ワ五(ハ四)]《動詞「うつ(移)る」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「うつらふ」の音変化》 1 位置や住居を変える。移動する。「木の間を—・う月の光」 2 心変わりする。変心する。「...
うつろわ・す【移ろはす】
[動サ四]住居を変えさせる。引っ越しさせる。「さるべき所に—・し奉らむ」〈源・総角〉
ゆつ・る【移る】
[動ラ四]経過する。うつる。「天の原富士の柴山木(こ)の暗(くれ)の時—・りなば逢はずかもあらむ」〈万・三三五五〉
わた‐まし【移徙/渡座】
1 貴人の転居、神輿(しんよ)の渡御を敬っていう語。 2 転居。引っ越し。「彼岸の—は悪いと兆(えんぎ)を云い」〈滝井・無限抱擁〉