うち‐かけ【打(ち)掛(け)/裲襠】
《他の衣類の上から打ち掛けて着るところから》 1 着流しの重ね小袖の上に羽織って着る小袖。近世の武家女性の礼服。公家の場合は掻取(かいどり)と呼んで用い、町家でも、時に拝領と称して式服に用いた。...
うちぬき‐とじ【打(ち)抜き綴じ】
製本の際、1冊分を積み重ねた折の端に目打ちで穴をあけ、糸または針金を通して綴じる方法。
うち‐ぬ・く【打(ち)抜く/打ち貫く】
[動カ五(四)] 1 強くたたいたり、突き刺したりして穴をあける。「釘(くぎ)が板壁を—・く」 2 厚紙や金属板に型を当てて、その型どおりに抜き出す。「玩具の型を—・く」 3 壁や仕切りを取り外...
ウチヒサール【Uçhisar】
トルコ中央部、カッパドキア地方の村。トルコ語で「尖った砦」を意味し、村の中央にそびえる岩山は、古くから要塞として利用された。岩山には「鳩の家」と呼ばれる無数の小さい穴があり、ぶどう畑の肥料に使う...
ウッドチャック【woodchuck】
リス科の哺乳類。マーモットの仲間。体長は40〜60センチ。米国北東部およびカナダに分布。グラウンドホッグ。 [補説]名前は、アメリカ先住民の言葉で「穴を掘るもの」という意味の語に由来するといわれ...
うつお【空/虚/洞】
1 中がからになっていること。また、そのようなもの。うつろ。うろ。「この唐櫃(からびつ)をこそ心にくく思ひつれども、これも—にて物なかりけり」〈今昔・二九・一二〉 2 岩や樹木にできた空洞。ほら...
う‐づち【卯槌】
平安時代、正月初の卯の日に中務(なかつかさ)省の糸所(いとどころ)から邪気払いとして朝廷に奉った槌。桃の木を長さ3寸(約9センチ)、幅1寸四方の直方体に切ったもので、縦に穴をあけ、5色の飾り糸を...
うで‐ぬき【腕貫き】
1 腕にはめて飾りとする輪。うでわ。 2 事務員や作業員が、服の袖(そで)が汚れないよう、手首からひじにかけてはめる布製の筒。 3 刀の柄頭(つかがしら)や鍔(つば)につけるひもの輪。これに手首...
うなり‐ごま【唸り独楽】
回るとき、うなるような音が出る仕掛けのこま。胴体を竹や薄い金属などで中を空洞にして作り、ところどころに小さな穴をあけておく。とうごま。ごんごんごま。
うみたけ‐がい【海茸貝/海筍貝】
ニオガイ科の二枚貝。泥中に深い穴を掘ってすむ。貝殻は長楕円形で薄く、殻長7センチくらい。殻表は白く、粗い布目状。房総以南、特に有明海に多く、長い水管を食用にする。うみたけ。