ひよく‐の‐とり【比翼の鳥】
1 雌雄それぞれが目と翼を一つずつもち、2羽が常に一体となって飛ぶという、中国の空想上の鳥。夫婦の仲のよいことにたとえられる。 2 極楽鳥(ごくらくちょう)の別名。
ひ‐れん【飛廉/蜚廉】
1 中国で、風の神。 2 中国で、空想上の動物。頭は雀に似て角(つの)があり、からだは鹿に似て豹文があり、尾は蛇に似ているという。 3 陰陽道(おんようどう)でいう歳神の名。この神のいる方角に向...
ファンシー【fancy】
[名]空想。想像。また、気まぐれ。思いつき。 [形動]装飾的で意匠を凝らしたさま。また、奇抜であるさま。「—グッズ」「—な内装」
ファンタジー【fantasy】
1 空想。幻想。 2 幻想曲。 3 幻想的なテーマを扱った文学などの作品。
ふ‐えん【敷衍/布衍/敷延】
[名](スル)《「衍」はのべる意》 1 おし広げること。「それを種にして、空想で—した愚痴」〈宇野浩二・蔵の中〉 2 意味・趣旨をおし広げて説明すること。例などをあげて、くわしく説明すること。「...
ふ‐せん【膚浅】
[名・形動]思慮などの浅いこと。また、そのさま。あさはか。「—なる詩人は水彩画師なり、空想の子なり」〈鴎外訳・即興詩人〉
へん‐ぺき【偏僻】
[名・形動] 1 かたよること。心がひねくれていること。また、そのさま。「—な人」「空想に—し写実に拘泥する者は」〈子規・俳諧大要〉 2 都から離れた片田舎。「—の地」
ほうそう‐げ【宝相華】
唐草文様の一種。唐草に、架空の5弁花の植物を組み合わせた空想的な花文。中国では唐代、日本では奈良・平安時代に装飾文様として盛んに用いられた。宝相華文。
ほしい‐まま【縦/恣/擅】
[形動][文][ナリ]《「ほしきまま」の音変化》思いのままに振る舞うさま。自分のしたいようにするさま。「権力を—にする」「—な空想にひたる」
ほんとうのはなし【本当の話】
《原題、(ギリシャ)Alethe diegemata》2世紀ごろ、シリアで生まれたギリシャの作家、ルキアノスの著作。奇想天外な空想に基づく冒険譚で、シラノ=ド=ベルジュラックの「月世界旅行記」や...