げんし‐ろん【原子論】
世界は空虚な空間と無数の不可分な原子からなり、同種原子の離合集散に応じて感覚的物質が形成されるとする、古代ギリシャに始まる哲学説。19世紀になって、元素はそれぞれ一定の性質および質量をもつ原子か...
さく‐ぜん【索然】
[ト・タル][文][形動タリ]心ひかれるものがなくて興ざめするさま。空虚なさま。「迂闊(うかつ)な彼は不思議そうな眼を開いて、—たる彼の新居を見廻した」〈漱石・道草〉
そうしつ‐かん【喪失感】
大切なものを失ったときの、空虚な気持ち。「—を抱える」
たい‐きょ【太虚/大虚】
1 おおぞら。虚空(こくう)。「広漠たる—」 2 古代中国の宇宙観で、宇宙の本体である気の根元的形態。気が散じて空虚になっている状態をさす。
バーンアウト‐シンドローム【burnout syndrome】
燃えつき症候群。つらい仕事に起因するストレスのために心身のエネルギーが尽き果ててしまった状態。心的疲労感・空虚感・自己嫌悪・作業能力の低下などが主症状。米国の精神分析医H=フロイデンバーガーによ...
ビンジパージ‐しょうこうぐん【ビンジパージ症候群】
《binge-purge syndrome》主として若い女性に見られる摂食障害。過食(binge) と下剤使用(purge)の習慣。欲求不満や空虚感が原因となる。気晴らし食い症候群。
むな【空/虚】
[語素]名詞の上に付いて、何もない、空虚である、の意を表す。「—手」「—言(むなごと)」
むなし・い【空しい/虚しい】
[形][文]むな・し[シク] 1 空虚である。内容がない。「—・い言葉」 2 無益である。むだである。かいがない。「—・く時が過ぎる」「奮闘—・く敗退する」 3 かりそめである。はかない。「—・...
ゆめ‐おち【夢落ち】
漫画や映画などの結末において、それ以前のストーリー全体が主人公などの夢の中での出来事だったと判明すること。また、その手法。→邯鄲の枕 [補説]読者・観客が味わった感動や感情移入が空虚なものに感じ...
りょう【寥】
[音]リョウ(レウ)(呉)(漢) 1 空虚でもの寂しい。「寥寥/荒寥・寂寥」 2 がらんとして広い。「寥廓」