そらびき‐ばた【空引き機】
古来、日本で紋織りに用いられた織機。文様を表すのに必要な通し糸を取り付けるために、高機(たかばた)の上部に鳥居状の枠を付けたもの。ジャカード機の導入により衰退。
空(そら)吹(ふ)く風(かぜ)
吹き過ぎていく風を気にとめないように、周囲のことに無関心であること。どこ吹く風。「—と聞き流す」
そら‐へんじ【空返事】
[名](スル)気のない、口先だけの返事をすること。なまへんじ。からへんじ。「其時限りおいおいと—して」〈一葉・にごりえ〉
そら‐べん【空弁】
《「空港弁当」の略。「駅弁」のもじり》国内線空港で売っている弁当。駅弁と同様、空港ごとに特色がある。
そら‐ほでり【空火照り】
夕日で空が赤く映えること。夕焼け。「その夕暮れの—して」〈浮・一代男・五〉
そら‐ぼめ【空誉め/空褒め】
《「そらほめ」とも》心にもないことを言って、口先でほめること。「妙な穿(うが)ちと—に」〈人・辰巳園・後〉
そら‐まけ【空負け】
偽って負けること。負けたふりをすること。〈和英語林集成〉
そら‐まめ【空豆/蚕豆】
マメ科の野菜。高さ約60センチ。茎は四角柱で、葉は1〜3対の小葉からなる羽状複葉。春、葉の付け根に白色または紫色の蝶形花を開く。種子を包む莢(さや)は直立し、空に向かってつく。種子を塩ゆでや煮豆...
そら‐みだれ【空乱れ】
「空酔(そらえ)い」に同じ。「今朝も、いといたう—して」〈源・胡蝶〉
そら‐みみ【空耳】
1 実際にはない音や声が聞こえたように思うこと。「母の声がしたと思ったが、—だった」 2 聞いているのに聞こえないふりをすること。「—を走らす」「—を使う」 [補説]1で、外国語の歌詞などを日本...