いつつ‐の‐かりもの【五つの借り物】
人間のはかない生命のこと。すべての物は地・水・火・風・空の五つから構成され、人間の肉体も死ねばこの五つに戻るという仏説からの語。
いて‐ぞら【凍て空】
凍りつくように寒い冬の日の空。《季 冬》「—の鳴らざる鐘を仰ぎけり/蛇笏」
いて‐ぼし【凍星】
空気が凍りついたように冴え渡る冬の夜空の星。《季 冬》
イデア【(ギリシャ)idea】
《見られたもの、知られたもの、姿、形の意》プラトン哲学で、時空を超越した非物体的、絶対的な永遠の実在。感覚的世界の個物の原型とされ、純粋な理性的思考によって認識できるとされる。中世のキリスト教神...
イデオローグ【(フランス)idéologue】
《ナポレオンが、自分に批判的なデスチュット=ド=トラシらのフランスの観念学派を軽蔑して呼んだ語》 1 あるイデオロギーの創始者・代表者。また、歴史的、階級的立場を代表する理論的指導者・唱導者。 ...
いと‐ゆう【糸遊】
1 陽炎(かげろう)。《季 春》「—に結びつきたる煙かな/芭蕉」 2 「糸遊結び」の略。「—などの末濃の御几帳」〈栄花・音楽〉 [補説](1)語源未詳で、歴史的仮名遣いを「いとゆふ」とするのは、...
糸(いと)を引(ひ)・く
1 《操り人形を、糸を引いて動かすことから》裏で指図して人を操る。「陰で—・く者がいる」 2 影響などが長く続いて絶えない。「いつまでも—・いて困る」 3 ねばついて糸を張ったような状態になる。...
いな‐ずま【稲妻/電】
《稲の夫(つま)の意。稲の結実期に多く起こるので、これによって稲が実ると考えられていた》 1 空中電気の放電によって生じる電光。また、それが雲に反映したもの。稲光(いなびかり)。稲魂(いなだま)...
いぬ‐ばしり【犬走り】
1 《犬が通れるほどの空間の意》築地(ついじ)や城の垣などと溝・堀との間に設けられた通路状の空き地。 2 建物の外壁面を保護するために、その周りの地盤をコンクリートや砂利で固めた所。 3 堤防・...
いぶき
温室効果ガス観測技術衛星の愛称。宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))、環境省、国立環境研究所が平成21年(2009)1月に打ち上げた。高度666キロの上空から地上5万6000か所を観測し...