ちぢみ‐ざさ【縮笹】
イネ科の多年草。木陰に生え、高さ10〜30センチ。葉は笹に似て長楕円形で、縁が波打つ。
ちまき‐ざさ【粽笹】
笹の一種。山地に群生し、高さ約1.5メートル。葉は大形の長楕円形で、毛はなく、数枚が手のひら状につく。夏、まれに開花。葉を粽を包むのに用いる。
ね‐ざさ【根笹】
1 イネ科の植物。西日本の山野に群生し、高さ3メートルに達する。茎は地中を横に伸び、強い。葉は細長く、先が急にとがる。4、5月ごろ花をつける。 2 紋所の名。1を図案化したもの。
みやこ‐ざさ【都笹】
イネ科の植物。山地に群生し、高さ約1メートル。茎の節は膨らむ。葉は茎の先に数枚つき、質が薄く、冬に縁が白くなる。京都の比叡山で発見された。
ゆき‐ざさ【雪笹】
キジカクシ科の多年草。林下に生え、高さ約40センチ。上部は斜めに伸び、全体に粗い毛がある。葉は広楕円形で、2列に互生。5、6月ごろ、白い小花を多数つけ、赤い実ができる。
ゆ‐ざさ【斎笹】
神事に用いる清浄な笹。また、清らかな感じの笹。「はなはだも夜ふけてな行き道の辺(へ)の—の上に霜の降る夜を」〈万・二三三六〉