つかいはたしてにぶきょうげん【尽用而二分狂言】
黄表紙。曲亭馬琴作。寛政3年(1791)、京伝門人大栄山人の筆名で刊行。角書は「廿日余四拾両(はつかあまりにしじゅうりょう)」。
テキサスむじゅく【テキサス無宿】
谷譲次(林不忘の別筆名)による短編小説。大正15年(1926)、雑誌「新青年」に発表。
はしど‐しん【橋戸信】
[1879〜1936]野球選手・新聞記者。東京の生まれ。早大の遊撃手として活躍し、明治38年(1905)日本初の米国遠征に参加。帰国後は橋戸頑鉄(がんてつ)の筆名で各紙に野球批評を執筆する。昭和...
ばぞくのうた【馬賊の唄】
池田芙蓉(国文学者池田亀鑑の筆名)による少年小説。児童向け雑誌「日本少年」に大正14年(1925)から連載を開始した冒険活劇。連載は断続的に昭和5年(1930)まで続いた。
ふゆひこしゅう【冬彦集】
吉村冬彦の筆名で書かれた、寺田寅彦の随筆集。大正12年(1923)刊行。
ペン‐ネーム【pen name】
文章を書くときに用いる本名以外の名。筆名。
ほん‐みょう【本名】
筆名・芸名・偽名などに対して、本当の名前。実名。ほんめい。
ぼくじんのこよみ【牧人の暦】
《原題The Shepheardes Calender》スペンサーの詩集。1月から12月までの月の名を冠した12編の牧歌からなる。1579年、「価値なき者」の筆名で出版され、シドニーに捧げられた。
まいひめ【舞姫】
森鴎外の小説。明治23年(1890)発表。ドイツに留学した官吏太田豊太郎と踊り子エリスとの悲恋を通し、明治の青年の近代的自我の目覚めとその苦悩を描く。 石橋忍月による文芸評論。明治23年(1...
まいひめろんそう【「舞姫」論争】
森鴎外の小説「舞姫」を巡る文学論争。明治23年(1890)1月に「舞姫」が雑誌「国民之友」に掲載され、同年2月に文芸評論家の石橋忍月が「舞姫」と題する批評を気取半之丞の筆名で発表。恋愛と功名の両...