しん‐こ【真個/真箇】
[名]真実であること。まこと。「—の愛情」
[ト・タル][文][形動タリ]真実であるさま。「—たる青雲の志を得れば、賢愚共に之を敬愛せざるはなし」〈織田訳・花柳春話〉
[副]本当に。真に。...
じ【箇】
[接尾]《古くは「ち」か》助数詞。数詞に添えて、ものを数えるときに用いる。→ち(箇)「ななそ—、やそ—は海にあるものなりけり」〈土佐〉
ち【箇/個】
[接尾]助数詞。数を数えるのに用いる。「嬢子(をとめ)のい隠る岡を金鉏(かなすき)も五百(いほ)—もがも鉏きばぬるもの」〈記・下・歌謡〉 [補説]連濁により「ぢ」となることがある。→じ(箇)
ぢ【箇/個】
[接尾]⇒じ(箇)
つ【箇/個】
[接尾]助数詞。和語の数詞に付いて、物の数や年齢などを数えるのに用いる。「ひと—、ふた—」「五—の誕生日」 [補説]一(ひと)から九(ここの)までの数に付くほか、古語では百(もも)や五百(いお)...
とり‐か【取箇】
《「取」は田租を収納すること、「箇」は数の意》江戸時代、田畑に割り当てた年貢(ねんぐ)のこと。成箇(なりか)。物成(ものなり)。
なり‐か【成箇】
⇒取箇(とりか)
なん‐こ【何個/何箇】
1 どれほどの個数。いくつ。個数が不明であるときに用いる。「あと—必要ですか」 2 《「なんご」とも》遊戯の一。碁石や細かく折った杉ばしなどを、手の中に握って差し出し、持っている数を当てさせるも...
べっ‐こ【別個/別箇】
[名・形動] 1 別のものであること。また、そのさま。「—な(の)立場で検討する」 2 一つ一つ切り離されていること。また、そのさま。個別。「それぞれ—な(の)問題として扱う」