き‐そう【箕帚】
ちりとりと、ほうき。また、掃除をすること。きしゅう。
箕帚(きそう)を執(と)・る
掃除する。また、妻妾として仕える。箕帚を奉ずる。「或時は…家に納(い)れて—・らせたこともあったが」〈荷風・濹東綺譚〉
箕帚(きそう)を奉(ほう)・ずる
「箕帚を執る」に同じ。「一番此奴を侍妾として—・ぜさしてやろうか」〈露伴・露団々〉
み【箕】
農具の一。穀物を入れ、あおって、その中の殻・ごみをふるいわけるもの。ふじづる・柳・割り竹などで編んで作る。
みかずき【箕被】
狂言。連歌に明け暮れる夫に愛想をつかした妻が、離縁のしるしの箕を被(かず)いて出ていこうとすると、それを見て夫が発句を詠む。妻は脇句でみごとに応じて、仲直りする。
みつくり【箕作】
姓氏の一。 [補説]「箕作」姓の人物箕作佳吉(みつくりかきち)箕作元八(みつくりげんぱち)箕作阮甫(みつくりげんぽ)箕作麟祥(みつくりりんしょう)
みつくり‐ざめ【箕作鮫】
ミツクリザメ科の海水魚。全長約3〜5メートル。平たく長い吻(ふん)をもつ。世界各地の深海に分布するとみられるが、生態には不明な点が多い。名は箕作佳吉に由来。
みのお【箕面】
大阪府北西部の市。箕面滝・箕面山があり、市域の大部分が明治の森箕面国定公園となっている。滝安寺(りゅうあんじ)・勝尾寺がある。人口13.0万(2010)。
みのお‐こくていこうえん【箕面国定公園】
⇒明治の森箕面国定公園
みのお‐し【箕面市】
⇒箕面