しきな‐えん【識名園】
沖縄県那覇市にある、中国皇帝からの使節接遇のために造られた琉球王家の別邸跡。沖縄独自の様式の中に中国風の六角堂などを取り入れた回遊式庭園で、完成は尚温(しょうおん)王時代の1800年ごろといわれ...
し‐ぎん【詩吟】
読み下した漢詩に節をつけて吟じるもの。安政(1854〜1860)ころに江戸の昌平黌(しょうへいこう)の書生たちが始めたという。→剣舞(けんぶ)
し‐く【詩句】
詩の文句。詩の一節。
しぐれ‐き【時雨忌】
松尾芭蕉(まつおばしょう)の忌日。陰暦10月12日。時雨の多い季節であること、また芭蕉が時雨を好んで句作に用いたことにちなむ。翁忌(おきなき)。桃青忌。芭蕉忌。《季 冬》
しけ‐いと【絓糸】
繭の上皮からとった粗末な絹糸。節が多く、太さもふぞろいで、織物の横糸などに用いる。しけのいと。しけ。
し・ける【時化る】
[動カ下一][文]し・く[カ下二]《「湿気(しけ)る」と同語源。「時化」は当て字》 1 風雨が強く、海が荒れる。また、海が荒れて不漁になる。「海が—・ける」 2 金回りが悪くなる。けちけちする。...
しげき‐でんどうけい【刺激伝導系】
心臓の収縮運動をつかさどる、特殊な心筋群からなる連絡路。右心房にある洞結節(どうけっせつ)で発生した刺激が心房・心室間の壁を通って心室に伝えられ、順序よく収縮して血液が送り出される。興奮伝導系。
しげたゆう‐ぶし【繁太夫節】
《「しげだゆうぶし」とも》浄瑠璃の流派の一。宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)の門弟、宮古路(のちに豊美(とよみ))繁太夫が、元文・寛保(1736〜1744)のころに大坂で創始。その曲節は地...
しげのい【重の井/滋野井】
浄瑠璃「丹波与作待夜(たんばよさくまつよ)の小室節(こむろぶし)」とその改作「恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)」およびその系統の諸文芸に登場する人物。由留木(ゆるぎ)家の乳人(めの...
し‐こつ【指骨】
1 手の指の骨。親指は2個、他の指は3個の円柱状の小骨からなり、互いに関節で連なって掌骨(しょうこつ)に連接している。 2 「趾骨(しこつ)」に同じ。