こ‐て【籠手/小手】
1 弓を射るとき、左のひじを保護するために掛ける革製の覆い。弓籠手(ゆごて)。手纏(たまき)。 2 鎧(よろい)の付属具で、肩先から腕を覆うもの。袋状の布地に鉄金具や鎖をとじつけてある。 3 剣...
こて‐そで【籠手袖/小手袖】
1 当世具足の袖の一。籠手の、肩からひじにかけて取り付けた袖。毘沙門(びしゃもん)籠手。 2 武具の籠手の袋のように、袖口を細く先すぼみに仕立てた袖。
こて‐の‐おおい【籠手の覆い】
鎧(よろい)の籠手の、手の甲を覆う部分。
こて‐ぶくろ【籠手袋】
鎧(よろい)の籠手の家地(いえじ)。上部が広がっている。こてのふくろ。
この‐じんじゃ【籠神社】
京都府宮津市にある神社。祭神は彦火明命(ひこほあかりのみこと)・豊受大神ほか。籠守(こもり)大明神。籠(もり)神社。丹後国一の宮。
こ・む【込む/混む/籠む】
[動マ五(四)] 1 一つ所に多くの人や物が集まっていっぱいになる。混雑する。また、物事が一度に重なる。「銭湯が—・んでいる」「道路が車で—・む」「日程が—・んでいる」「負けが—・む」 2 (...
こめ‐だい【籠め題】
和歌・連歌・俳諧で、題の字を詠み込むこと。隠し題。例えば「空蝉(うつせみ)」の題を「浪のうつ瀬みれば玉ぞみだれけるひろはば袖にはかなからむや」〈古今・物名〉と詠み込む類。
こ・める【込める/籠める】
[動マ下一][文]こ・む[マ下二] 1 ある物の中に、しっかり収め入れる。詰める。「弾を—・める」 2 その中に十分に含める。特に、ある感情や気持ちを注ぎ入れる。「力を—・める」「願いを—・める...
こ‐もの【籠物】
かごに入れた果物。木の枝につけて、献上物または儀式のときなどに用いる。「その日の御前の折櫃物(をりびつもの)、—など」〈源・桐壺〉
こもり【籠もり/隠り】
1 中に入って出ないこと。隠れて現れないこと。また、その状態。「冬—」「巣—」 2 社寺に祈願のため参籠(さんろう)すること。おこもり。