いき‐づえ【息杖】
駕籠(かご)かきや重い物を担ぐ人が、ひと休みするときに荷物を支えたり、からだのバランスをとったりするために使う長い杖。
いさや‐がわ【不知哉川】
滋賀県東部の霊仙(りょうぜん)山に発し、彦根市を流れて琵琶湖に注ぐ芹川(せりがわ)(大堀川)の古名。いさら川。[歌枕]「犬上の鳥籠(とこ)の山なる—いさとを聞こせ我が名告(の)らすな」〈万・二七一〇〉
いし‐どうろう【石灯籠】
石でつくった灯籠。社寺に据えて灯火をともし、また、庭園などに置いて趣を添える。用途によって種類が多く、春日(かすが)・雪見・遠州・織部などがある。
いだか・う【抱かふ】
[動ハ下二]だきかかえる。「女、塗籠(ぬりごめ)の内に、かぐや姫を—・へて居(を)り」〈竹取〉
いっ‐き【一基】
墓石・灯籠などのように、据えつけたり立てたりするものの一つ。
いつ‐しょうぞく【五装束】
5種からなる、ひとそろいの武具。普通には鎧(よろい)・鉢巻き・籠手(こて)・脛楯(はいだて)・臑当(すねあ)てをいう。五具足。
いれこ‐ざけ【入れ子鮭/内子鮭】
はらこをもった鮭。子籠(こご)もり鮭。
いろ‐おとこ【色男】
1 顔だちのよい男。好男子。美男(びなん)。 2 情夫。間男(まおとこ)。いろ。「—をこしらえてお屋敷を遁げ出すのみならず」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉 3 好色な男。色事師。「—おれを見たかと供にき...
いんぎん‐ぶれい【慇懃無礼】
[名・形動]表面は丁寧で礼儀正しいように見えるが、実は尊大で無礼なこと。また、そのさま。慇懃尾籠(いんぎんびろう)。「—な態度」
いんろう‐きざみ【印籠刻み】
刀の鞘(さや)に1.5センチくらいの間隔で横に筋を刻みこむこと。また、その鞘。外見が印籠を重ねた感じに似る。