ぷく‐ぷく
[副] 1 小さな泡などがたつさま。また、小さな泡をたてながら物が水中に沈むさまや、浮くさま。「鰌(どじょう)が時々—浮いて泡を吹く」〈左千夫・水籠〉 2 可愛い感じに太っているさま。「手足の—...
へい‐きょ【閉居】
[名](スル)家にとじこもっていること。また、その場所。籠居(ろうきょ)。「一家に—し、俗塵を避る」〈福沢・学問のすゝめ〉
べっ‐こん【別懇】
[名・形動]特に懇意なこと。また、そのさま。昵懇(じっこん)。「貴方とは親御の時分から—にした事だから」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
ほい‐かご【ほい駕籠】
1 江戸時代、辻待(つじま)ちや駅路を往来した粗末な駕籠。辻駕籠。 2 正月10日の大阪今宮戎(えびす)神社の祭礼などに芸娼妓が乗って参詣する駕籠。宝恵駕籠(ほえかご)。《季 新年》「—を出る裾...
ほうせんじ‐かご【宝泉寺駕籠】
辻駕籠(町駕籠)の最上等のもの。富豪の市民や小身の大名が用い、多くは裃(かみしも)着用の際に乗った。
ほし‐あい【星合ひ】
陰暦7月7日の夜、牽牛(けんぎゅう)・織女の二星が会うこと。《季 秋》「—や暁になる高灯籠」〈五元集〉
ほそびき‐あみ【細引き網】
1 細引き1で編んだ漁網。 2 江戸時代、罪人を護送する駕籠(かご)に、逃亡を防ぐため上からかけた網。
ほつ‐が【発駕】
駕籠(かご)で出発すること。転じて、貴人の出発すること。はつが。「君は明日五つの御—」〈浄・会稽山〉
ほろ‐ぐし【母衣串】
室町時代以降、母衣の中に入れた籠(かご)。風にふくらんだ形にするためのもの。
ぼう‐がしら【棒頭】
1 駕籠(かご)かき人足のかしら。 2 一般に、人足のかしら。「—のように頑丈なからだで」〈多喜二・蟹工船〉