あら‐がき【荒垣/荒籬】
《「あらかき」とも》 1 すきまの大きい垣根。 2 神社の外側を囲う目の粗い垣根。
い‐かき【笊籬】
竹で編んだかご。ざる。
いけ‐がき【生(け)垣/生け籬】
丈の低い樹木を植え並べてつくった垣根。
おお‐まがき【大籬】
江戸吉原で、最も格式の高い遊女屋。入り口を入ったところの格子(籬)が全面、天井まで達している。大店(おおみせ)。総籬(そうまがき)。
かき【垣/牆/籬】
1 家や庭の区画を限るための囲いや仕切り。竹や木で作ることが多い。垣根。 2 間を隔てるもの。「心に—を巡らす」
そう‐まがき【総籬】
⇒大籬(おおまがき)
つうげんそうまがき【通言総籬】
江戸後期の洒落本。1冊。山東京伝作。天明7年(1787)刊。黄表紙「江戸生艶気樺焼(えどうまれうわきのかばやき)」の続編の体裁で、新吉原の大籬(おおまがき)での通(つう)のあり方を細密・巧妙に描く。
はん‐まがき【半籬】
江戸時代の遊里で、大籬(おおまがき)に次ぐ遊女屋。
はん‐り【藩籬】
1 「藩屏(はんぺい)1」に同じ。 2 「藩屏(はんぺい)2」に同じ。「ラファエルは、始終宗教の—に頼りしが故に」〈抱月・囚はれたる文芸〉 3 他と隔てるもの。「博愛を唱えてみだりに—を作り」〈...
ひぼろぎ【神籬】
《古くは「ひぼろき」》「ひもろぎ」に同じ。〈名義抄〉