そう‐あん【草庵】
藁(わら)・茅(かや)などで屋根をふいた粗末で小さい家。くさのいおり。
そう‐え【草衣】
草を編むなどしてつくった粗末な衣服。隠者・僧などがまとう質素な衣。「—夕べの膚(はだへ)を隠さざれども」〈謡・関寺小町〉
そう‐おく【草屋】
1 草ぶきの粗末な家。 2 自分の家をへりくだっていう語。
そう‐こう【糟糠】
1 酒かすと米ぬか。転じて、粗末な食べ物。 2 値打ちのないもの。つまらないもの。「清盛入道は平氏の—」〈平家・四〉
そうらい‐し【草莱子】
1 時勢にうとい人。田舎者。 2 《1が腰にさしている刀の意という》粗末な刀。「この—を差して、ちょっと行ってくれろ」〈洒・多佳余宇辞〉
そう‐ろ【草廬】
1 草ぶきの粗末な家。草庵(そうあん)。 2 自分の住居をへりくだっていう語。
そ‐か【粗菓】
粗末な菓子。人に菓子をすすめるときなどに謙遜していう語。
そ‐けい【粗景/麁景】
粗末な景品。商店で出す景品をへりくだっていう語。
そ‐げん【粗言/麁言】
粗末なことば。無礼なことば。粗語。そごん。
そ‐こう【粗肴】
粗末な酒のさかな。また、人に勧める料理をへりくだっていう語。「粗酒—」