やす‐で【安手】
[名・形動] 1 値段の安いこと。安い部類に属すること。安価。「—の商品からさばける」 2 安っぽいこと。粗末で低級なこと。また、そのさま。「—な(の)生地」「—な(の)三文小説」
やつ・れる【窶れる】
[動ラ下一][文]やつ・る[ラ下二] 1 病気・心労などで、やせ衰える。「病気で別人のように—・れてしまう」 2 見栄えのしないようすになる。みすぼらしくなる。「いと若かりしほどを見しに、太り黒...
やま‐うつぼ【山靫】
狩りに用いる粗末なうつぼ。「—、竹(たか)ゑびらに矢ども少々さし」〈平家・八〉
やま‐かご【山駕籠】
昔、山道などで用いた粗末な駕籠。竹で底を円形に編み、垂れがなく、丸棒または丸竹を通してかつぐ。山輿(やまごし)。
やまと‐ぶろ【大和風炉】
粗末な土製の風炉。一般に鉢形で、火鉢にも用いる。
やれ‐ごも【破れ薦】
粗末なこも。やぶれごも。「さし焼かむ小屋(をや)の醜屋(しこや)にかき棄(う)てむ—を敷きて」〈万・三二七〇〉
ゆ‐みず【湯水】
1 湯と水。湯または水。 2 たくさんあるものを粗末にするたとえ。
よもぎ‐の‐かど【蓬の門】
ヨモギが生い茂って荒れ果てた門。また、ヨモギで屋根を葺(ふ)いた粗末な門。「宿見れば—もさしながらあるべき物を思ひけむやぞ」〈かげろふ・中〉
れい‐かく【藜藿】
アカザの葉と豆の葉。転じて、粗末な食物。
ろ【廬】
小さく粗末な家。いおり。草庵。